ポートレートコラム
DramaBase Inc.CEO
渡邉一真
Photo/Write : Tetsuya Hara
優しく小さな声で話す彼は、DramaBase Inc.のCEO渡邉一真である。彼の会社のサービスは選択肢やタップ、入力などでユーザーがストーリーに介入できるインタラクティブドラマあり、ユーザーが「観る」から「選ぶ」事ができる体験型ドラマだ。現在、中国やアメリカを中心に盛り上がりを見せている。ユーザー数はその2国で1億人を超える勢いだそうだ。彼は日本でそのサービスを広げようと挑戦している。彼は十代の頃、水泳を本格的にやっていた。黙々とプールで泳ぐ日々。一人で過ごす時間が多かった。そして両親との関係は薄かった。反抗する相手もいなかった。彼は深く冷たい息苦しい場所にいた。何事にも屈しないようにたった一人で懸命に耐えた。彼は泣いていた。「そのままでいい。」声が聴こえる。彼は強い力で前へ前へとその物語を進めた。「自分は自信がない」「毎日が不安」だと語る彼は、何か大きな力に導かれるように周りが「ハッ」と驚くようなドラマを選んだ。そして彼の家族ができた。大きな挑戦のために仲間を集めた。もうひとりではなかった。彼はみんなのヒーローになる時がきたのだ。ユーザーに対して?仲間に対して?家族に対して?もちろん全部だ。彼はその物語のヒーローであり続ける事を決めたのだ。渡邉さん。あなたにしかできないのだ。オーケー。今こそ失った物語を取り戻すときだ。あなたはそのドラマを選ぶのだ。