
Book
家計管理で家族を円満にする3か月 「否定」じゃなく「理解」から始める夫婦とお金の整え方

前川直(まえかわ すなお)
Photo/Write 賢太郎大川
家計簿はギスギスの元って思ってない?
「家計簿=数字ではなく、対話のツール」
家計が整うと、心の距離も縮まる
こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)の前川直です。
この本を手に取ってくださったあなたは、今、お金のことで何かしら不安を感じているのではないでしょうか。
たとえば、
「家計がうまく回らない」
「夫婦でお金の話をするとケンカになる」
「子どもの教育費や老後の生活が心配」
そんな悩みを抱えて、私のもとには日々多くの方が相談に来られます。
中でも最も多いのが、「どうにかしたいけれど、何から始めればいいのかわからない」という声です。
家計管理や投資、節約に関する本はたくさんあります。
実際、それらを参考に行動した方も多いでしょう。
でも、なぜか続かない。家族の協力が得られない。かえってストレスになってしまう。
そんな経験はありませんか?
その理由は明確です。
多くの情報が「やり方」ばかりに注目し、「家族との関係」や「感情の動き」に目を向けていないからです。
でも、お金の問題の本質は、実はそこにあります。
私はFPとして、10年間で2,000組以上のご家族と向き合ってきました。
その中で気づいたのは、家計がうまく回っているご家庭には共通点があるということです。
それは、「お金のことを家族で話し合えている」ということ。
夫婦が価値観を共有し、子どもも自然とその空気を感じて育つ。
そんな家庭では、家計も自然と整っていきます。
この本は、家計簿のつけ方や節約テクニックを紹介するものではありません。
“家族でお金について話せる関係性”を築く方法をお伝えする本です。
心理学の要素も交えながら、
「なぜ人はお金で悩むのか?」
「どうすれば安心して暮らせるのか?」
その答えを一緒に探しながら、あなたの家族に合った“安心の土台”をつくるお手伝いをしていきます。
この本を読めば、きっとこんなふうに変わっていけるはずです。
・家族と自然にお金の話ができるようになる
・自分たちに合った家計管理の仕組みが見えてくる
・将来への不安が“具体的な安心”へと変わる
・お金を通じて、家族の絆が深まっていく
私自身、バツイチで娘がいます。
決してパーフェクトではありませんが、日々家族とお金に正面から向き合っています。
また、「すなおすぎる動物占いFP」としてInstagramを中心に情報を発信。
SNS全体で10,000人以上のフォロワーの方々と「お金と家族」をテーマにやり取りを続けています。
そんなリアルな経験をもとに、できるだけわかりやすく、すぐに実践できる内容をお届けしています。
【目次】
はじめに
第1章|なぜ家計管理がうまくいかないのか?
1-1家計管理の「あるある挫折パターン」
1-2お金の悩みの正体は「感情」と「関係性」
1-3「万人向け家計術」の落とし穴
1-4見える化は、安心の土台になる
1-5家族で取り組むことの意味
1-6この本で実現できること
第2章|まず個性から始めよう
「みんな同じ」は思い込みかもしれない
2-1個性心理学で自分を知るヒント
2-2夫婦間の「お金のズレ」は個性の違い
2-3まずは、自分の個性を知ることから
2-4自分に合った方法で無理なく続けよう
2-5ひとりで抱え込まないために
第3章|育った環境と愛着アレルギー
3-1愛着とは、私たちの心の「土台」
3-2三つの愛着パターンとその影響
3-3実例:愛着パターンの違いが夫婦の会話に与える影響
3-4バウンダリー(心理的境界線)の崩れ
3-6共依存に陥らないために
3-6愛着アレルギーとの付き合い方
第4章|「親のこと」を捉え直す
4-1親もまた、不完全な存在だった
4-2「許す」ではなく「理解する」から始めよう
4-3親を“観察する”メタ認知
4-4親の影響は、今の家計にどう表れている?
4-5親との新しい関係を築く
4-6子どもへの影響を考える
4-7今日からできること
4-8まとめ:親を理解することは、自分を理解すること
第5章|過去を書き換えるメタ認知と家計簿
5-1家計簿は「心の記録」だった
5-2消費・浪費・投資で見えてくる価値観
5-3実践!心の家計簿のつけ方
5-4家計が赤字のときには個性を活かそうとしない
5-5完璧じゃなくていい
5-6新しい自分との出会い
第6章|3か月で家族を変えるステップ
6-1なぜ3か月なのか?
6-2ステップ1:自分を整える(1か月目)
6-3ステップ2:家族に伝える(2か月目)
6-4ステップ3:共有し、共に育てる(3か月目)
6-5空気が変わった家族のストーリー
6-6まとめ:あなたの家族にも変化は起きる
第7章|受け入れる/受け入れられる練習場=コミュニティ
7-1変化に必要なのは、知識より「勇気」
7-2コミュニティとは「安全な練習場」
7-3実際に起きている変化の物語
7-4「ひとりじゃない」という安心感
7-5「受け入れる側」になる喜び
7-6完璧じゃなくていい安心感
7-7あなたも安全な練習場で
第8章|家計簿がつないだ家族の物語
物語1:離婚寸前から、会話が戻った夫婦の話
物語2:10年目の夫婦の再出発
物語3:子どもの問題から家族が変わった話
すべてのご家庭に共通していたこと
第9章|うまくいかなかったときに立て直す力
9-1数字を見て胸がつまった、あの瞬間のこと
9-2自分も家族も責めないという選択
9-3「もう一度始める」ために必要なこと
9-4恥ずかしさを超えたときに、見える景色
9-5まとめ:失敗は新しい選択肢をくれる
おわりに
【著者SNS】
Instagram
https://www.instagram.com/sunao_maekawa
Author

前川直(まえかわ すなお)
Buff.LLC代表/一級ファイナンシャル・プランニング技能士
「家族との関係」「自分の感情」「お金との向き合い方」──
目には見えにくい不安に向き合うことで、安心して生きるための土台を整えるサポートをしています。
長崎県平戸の小さな町で育ち、九州大学理学部数学科に進学。
卒業後は大学職員として7年間勤務し、科研費の運用や臓器移植・先進医療などに関する業務に携わってきました。
一見すると安定したキャリアのように見えるかもしれませんが、私は結婚し、子どもが生まれてから、子育てと仕事の両立に悩み、うつ状態に陥りました。
その後、離婚・転職・再婚を経験する中で、ひとつの確信に至りました──
「人の生きづらさ」の根本には、収入や制度だけでなく、“個性”や“愛着”が深くかかわっているということです。
だからこそ私は、FPとして「お金」のことだけでなく、
・動物占いを用いた個性分析
愛着スタイルの可視化と行動療法的アプローチ
・家計簿を通じた、感情とお金の“見える化”
といった、心理とお金の両面から寄り添う独自のセッションや講座を提供しています。
“契約のときだけ都合がいいFP”ではなく、
人生に寄り添う「あんしんの伴走者」でありたい。
私は、そう思いながら活動しています。