ポートレートコラム
株式会社トランク
代表取締役
松崎早人
Photo/Write : Tetsuya Hara
16歳で故郷を飛び出してから、常に前だけをみて、突き進んでいる松崎さんが「使っていないモノ」が「必要とされるモノ」に変わるサービスを展開していることに私は、ある種の意味合いを感じる。元モデルの彼は常に肩の力は抜けていてカメラを向けても自然体だが、チャーミングな笑顔の奥に微かにみえる10代の少年のような繊細さを私は見逃さなかった。彼自身が「必要とされるモノ」になるために常に奮励してきたのだろう。言葉、行動一つ一つに周囲への配慮と感謝を感じるのも当然である。朝4時に起きて5時から仕事を始め、23時頃寝落ちするまで働き続ける彼は「毎日、寝る瞬間、次の日の朝がくるのが楽しみでしょうがない」と語る。「その原動力はどこからくるのですか?」私の問いに「自分の娘や孫の代に何かを残したい。仕事をしているというよりは、ある種の使命感を持って毎日を生きている」シャッター音がいつもより大きく響いた。 写真を撮りながら、1時間ほど話をして、ストイックで冒険心に溢れ、優しさをもつ彼の魅力の虜になった。男なら彼のような男に憧れるのは当然のことだと思う。