
Book
知育×想像力×感性をみがく!すごい「親子アート」レッスン 100均素材で楽しむアート教育の第一歩

湊 美華(みなと みか)
Photo/Write 賢太郎大川
感性も、創造力も、自己表現も。ぜんぶアートで育つ。
モネや北斎、ゴッホも、親子で手のひらから表現できる!
10年ほど前の真冬のニューヨーク。
外はマイナス15度。
私は二歳のやんちゃ盛りの息子をどこへも連れていくこともできず、悶々とした日々を家の中で過ごしていました。
そんな中、近所のママ友が誘ってくれた子ども向けアート教室。
人気らしいけれど、正直、アートなんて自分には無縁の世界。
けれど、「遠くに出かけられないし、ま、一度試しに行ってみるか」そんな軽い気持ちで、ポチっと予約ボタンを押したのです。
まさかそれが私のアートへの扉を開く、最初の一歩となるなんて、、、。
当日私の前に現れたのは変哲もない廃材や紙たち。
大したことないのかな?というのが正直な私の第一声でした。
でも、この数分後、私はこの考えを改めさせられることになるのです。
先生の流暢な英語とともにレッスンがスタートしました。
使い古された材料が、まるで魔法にかかったように色をまとい、形を変えていくのです。
子どもも私もくぎ付け。
あっという間に作品が出来上がり、その完成度の高さ、見栄えの良さ、子どもと親の満足度、すべてにおいて100点満点です!
さらに、あとでプログラムの中には子どもの能力を伸ばす工夫が、たくさん含まれていることにも気づきました。
さあここから先、私の思いは止まることはありません。
「このプログラムを日本の子供たちに体験してもらいたい。」
「アートの楽しさを知ってもらいたい!」
「アートって良いことだらけ!」
気づけば私は、ニューヨークの美大の門をたたき、元銀行員からアートの世界へと飛び込んでいました。
そして活動を始めて10年経過した今現在は、3000人以上の方々にこのアートを体験していただいており、活動場所をアメリカから日本、イギリスへと移して行くこととなります。
この本には、そんな私の原点と、子どもと一緒に楽しめるアートのヒントをたっぷり詰め込みました。
あなたもお子さまと、アートの扉を開いてみませんか?
【目次】
はじめに
第一章 なぜアートが子ども達に必要なのか
1.クリエイト力、イマジネーション力とは何か?
2.感性とは何か?
3.自己表現とは何か?
4.クリティカルシンキング、ロジカルシンキングとは何か?
第二章 画材の基本のキ
基本となる画材
その他必要に応じて100均にて揃えるもの
その他廃材
第三章 いざ実践!簡単、映え映え親子でアート【世界の画家からのインスピレーション編】
モネの「睡蓮の池と日本の橋」
ゴッホのひまわり
【葛飾北斎の神奈川沖浪裏】
【パウルクレーの老衰する男の頭】
ダリの記憶の固執
第四章 いざ実践!簡単、映え映え親子でアート【世界の国からのインスピレーション編】
アメリカ「自由の女神と星条旗」
ロシア「マトリョシカ」
イタリア「ピザとマスカレード」
ジャマイカ「イカダくだり」
ノルウェー「深い森」
おわりに
【著者SNS】
Instagram
https://www.instagram.com/littleartgarden.bilingual_art/
HP
https://www.littlve-ag.com/
Author

ENCHANTING LIFE LTD
湊 美華(みなと みか)
バイリンガルキッズアート教室
LittleArtGarden 主催
イギリス法人 ENCHANTING LIFE LTD 代表取締役社長
アートディレクター、保育士
親がアートコレクターだった事もあり、幼少期よりアートに触れる。
ホストファミリーとして活動する親の影響で、幼少期から英語andアートが常に身の回りにある生活を送っている。
学生時代は発達心理学を専攻し保育士資格を取得。
その後渡米し、ニューヨーク州立ファッション工科大学へ。
現地のアートスクール主任を経て、2016年に知育、保育、アートを融合した新感覚アートプログラムを提供するLittleArtGardenを立ち上げる。
プライベートでは一男一女の母であり、右脳教育を実践している。