
Book
世界一わかりやすい「PR×マーケティング」の教科書 〜記事露出を確実に売上に変える、連携KPIの基本〜
中釜 由起子
Photo/Write 大川 賢太郎
PRとマーケは「両輪で動かせ」
両者をつなぐことで、認知からリード、そして売上までの流れが変わる。
「うちのPR、どう評価すればいいんだろう?」
「PRって、本当に事業成長に貢献してるの?」
そんなモヤモヤを、あなたも感じたことはありませんか?
私自身、広報とマーケティングの「はざま」で何度も立ち尽くしてきました。
目線が違う、使う言葉も違う、目的も手法も違う。それゆえ、KPIが違う。
だからこそ連携が難しく、分断が起こる。けれど、本当にもったいないんです。
PRとマーケが噛み合った瞬間、信じられないくらい事業が加速するから。
本書では、朝日新聞社や複数のIT企業で広報・マーケティング・営業の各プロセスを統括してきた経験から、「認知獲得→リード育成→商談創出」までを一貫させる、現場視点のリアルなノウハウをまとめました。
・PRとマーケのKPI連携
・セミナー・展示会後の成果最大化
・営業部門との接続方法
・兼務者の「正しい優先順位」のつけ方
・何から手をつけるか分からない人への「具体的な次の一歩」
など、現場で「今日から使える実践知」にこだわって構成しています。
PRだけでも、マーケだけでも生み出せないインパクトを、連携によって実現したい。
そんな想いを持つあなたにとって、この本は「迷いを解きほぐす地図」になるはずです。
こんな方におすすめです。
・PRとマーケを兼務している方
・どちらかの専門担当で、連携に苦労している方
・経営者として採用や組織構築を考える中で、部門の連携を見直したい方
「本当にこれでいいのか?」という悩みに、現場視点の実践と成果につながる明確な道筋を。
答えと実践の先にあるのは、相乗効果と確かな成果です。
あなたの実務に、明日から目指せる「共創の型」が、きっと見つかります。
【目次】
序章:PR×マーケティングの「あるある」課題を乗り越え、ビジネスを加速させる理由
第1章:KPIでPR・マーケの価値を伝える 〜経営層を納得させ、チームが動く目標のつくり方〜
PRとマーケティングの基本定義と連携の必要性
コラム①:あなたの会社に必要なPRはどれ?広報戦略の全体像を掴む
PRとマーケティングの主な違いと連携の必要性
コラム②:PRは「広告の代わり」ではない!
BtoB企業におけるPRとマーケティングの連携モデル
経営層を納得させる!目標設定とKPI設計の「正解」
PRとマーケティングの共通KPIを設定する
コラム③:テックタッチの事例に学ぶーー経営層との「ゴールすり合わせ」と目標設定の実践
第2章:部門を越えて連携をつくる 〜サイロ化を打破し、広報・マーケ・営業をひとつにする戦略〜
点をつなぎ、成果に変える設計図
兼務者のための施策選びの原則:事業インパクトとリソース効率
コラム④:PR×マーケティング連携の極致!日本カスタマーサクセス協会設立事例
PR施策:信頼と認知の「種」をどうまくか
マーケティング施策:リード獲得と顧客育成の「刈り取り」をどう最大化するか
コラム⑤:BtoBマーケ・PRの重要施策!成果直結の顧客事例作成テンプレート
第3章:PR活動を「リード」と「商談」につなげる部門連携の技術 〜PR・マーケティング・営業の連携で、成果を最大化する〜
PR・マーケ・営業の分断が成果を妨げる
リードの質を見極める:MQLとSQLの定義
営業・インサイドセールスとの連携強化:スムーズな引き渡しフロー
第4章:巻き込み力で成果を広げる 〜社内の理解者と外部の支援者を味方に変える関係づくり〜
社内の「味方」を増やす:経営層から現場まで
社外の「味方」を見つける:孤立感を解消し、知識・リソースを補う
PRとマーケティングをどう配置するか?
BtoB企業で成功する組織設計のポイント
リソースが少ない企業のための「小さく始める」アプローチ
社内での協力体制をどう作るか?
終章:連携を仕組み化する、未来の企業成長戦略
企業ブランディングとリード獲得の相乗効果を最大化する
PRとマーケティングの「次の進化」:データ活用、AI、自動化
BtoB企業の成長に必要なPR×マーケティングの未来像
【著者媒体】
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https://x.com/YukikoNakagama
Author
テックタッチ株式会社 Head of PR/Marketing
中釜 由起子
1981年鹿児島県生まれ。中央大学法学部卒業後、2005年に朝日新聞社入社。記者としての経験を経て、複数の新規事業立ち上げを担当。朝日新聞初のオウンドメディア「telling,」の創刊編集長を務めた。
その後、IT企業にてマーケティング責任者を経て、マーケテイング・広報部長を兼務。後に全社ブランディング部門を設立し本部長に就任。広報戦略構築、マーケティング・インサイドセールス、営業に至るまで、顧客接点の全プロセスを統括し、認知から売上までを一貫して結ぶ「PR×マーケティング連携」の仕組みを構築する。
現在はテックタッチ株式会社にてHead of PR/Marketingとして、マーケティングおよびSDR部門を統括し、戦略設計から組織拡大までをリード。2024年よりPR TIMES公認プレスリリースエバンジェリスト、日本カスタマーサクセス協会事務局長を務める。