クシャッとチャーミングに笑い、滑らかに話しながらも自分の発言で読み手はどう感じるだろうかと、瞬間瞬間で最適な言葉を選び人の感情に寄り添いながら発している‥‥優しさが言葉の端々にあらわれているのだ。もしかすると、まおさん自身が言葉により傷ついたり助けられた経験をし、言葉の大事さを人一倍経験しているのかもしれない。しかも、その経験をただの経験とせず徹底的に客観視して検証している厳しさも感じた。自分に厳しく人に優しいのだろう。撮影中、まおさんと初対面なのに何故か人にあまり話さないようなことまでポロポロとこぼしてしまった。それはまおさんの持っている懐の深さや人をジャッジしない人間性を感じ、自然とそうなったのだろう。能弁なだけでなく相手の心を開き、聞き手にもなる‥‥どれだけコミュニケーションの天才なのだろうか。