「人はいつでも100くらいはレベルアップできる」三崎優太が向かうTwitter、Youtube、そして次の世界へ

15,212view
トップ > インタビュー 一覧

氏名 三崎優太
肩書 株式会社みさきホールディングス 代表取締役
出生 1989年
略歴 高校時代にはじめたアフィリエイト広告で月収400万円を売り上げるなど若くしてビジネスの才能が開花、高校卒業後18歳で株式会社メディアハーツ(現:ファビウス株式会社)を起業。2014年には美容通信販売事業を開始、2017年には「すっきりフルーツ青汁」を累計1億3,000万個販売し、17年9月期の売上高が前期比539%増となる年商131億円の会社をつくり上げる。現在は、財務・会計、経営戦略および生産効率や組織・人事、営業・マーケティングなど若手経営者への多岐にわたる事業支援を精力的に行う実業家として活躍。2020年に発表となる新規ビジネスプロジェクトが複数進行中。

聞き手:)本日はよろしくお願いします。今日は、三崎さんの「何でもやり遂げようとする絶対あきらめないマインドはいつぐらいに構築できたか」という部分にフォーカスしてお話を聞きたいと思っています。幼少期、三崎さんはどのように過ごして、今のような三崎さんになっていったのでしょうか?

話し手:三崎氏) 子供のころ僕は社会不適合者で学校にも行ってなかったんです。集団生活とかが苦手で、人となかなか馴染めない子供でした。

聞き手:) そうだったんですね。そこからどういう感じで、今のように変わるきっかけみたいなのがあったんですか?

話し手:三崎氏) やはり大きなきっかけは、高校からですかね。僕は札幌で生まれて一時期離れてたんですけど、高校から札幌にまた出てきたんです。家にいるのが嫌で、家庭環境が良くなくて、高校から親元を離れたことは大きなきっかけで、やっと自由になれたような感じがして、世界が広がりましたね。

聞き手:) そのころに自分でお金を稼ごうと始めた感じだったのですか?

話し手:三崎氏) はい。高校1年生の時に札幌に出て、夜はクラブのイベントのサークルとかで遊びまわっててギャル男みたいな感じでした。転機は高校2年生くらいの時ですかね。雪の日のパチンコ屋さんに大勢の人が並んでるのを見たのです。そこで、自分の父親と同じくらいの歳の人たちが並んでいて、「あー自分もこんなことやって、プー太郎みたいなことやっているとこうなるんだろうな」って感じて、すごい危機感を感じました。

このまま変わらないと将来お先真っ暗だ、と。でも、アルバイトとかしても落ちまくっていたので「何か自分でできることはないか」と思って本屋さんに行ったのです。そこで手に取ったのが、持丸雅弘さんの「ケタ違いに儲かるアフィリエイト術」って本でした。

もともと、アフィリエイトって何かを知ってたわけじゃないんですが、本をみて可能性を感じて。あの本がなかったら今の僕は絶対なかったので。まさにあれはターニングポイントだと思います。

聞き手:) 聞き手:そこから本を読みはじめて実際に行動するまで大体どれくらいだったのですか?

話し手:三崎氏) 本は買った日に読んで、その次の日からすぐに行動しました。

聞き手:) それはすぐに結果が出た感じだったのですか?

話し手:三崎氏)はい、すぐに結果が割と出て。時期がよかったのもありますが、最初の月からもう何十万円というお金を稼ぐことができて、「ああ、これすごいな」と思いはじめたのです。当時のアフィリエイトの支払いサイクルが末締めで翌々月末だったので、実際お金が入るかどうか不安だったんですけど、実際お金が入った時にはもうびっくりしましたね。こんなことほんとにあるんだって。

聞き手:) 聞き手:その時は、本に書いてあることをそのままやったかんじだったのですか?自分なりの独自のやり方みたいなのをやったりしましたか?

話し手:三崎氏) まずは本に書いてあることで基礎知識を入れて、それを前提として自分なりにできることを色々トライしました。そこはかなり研究しましたね。それで、毎月大体月400万円くらい稼げるようになったんです。それで、そのことをたまたま親に相談したところ「税金はどうするんだ?」って言われて。僕、税金を払わないといけないってことを知らなかったので、親の紹介する税理士さんに相談したところ、法人化したほうがいいと言われ。それで、メディアハーツという会社を設立しました。

聞き手:) ではメディアハーツは高校生の時に作られたのですね。

話し手:三崎氏) たしか、高校卒業してからすぐくらいです。稼げるようになって、卒業してすぐ作りました。

聞き手:) どうですか、月400万も稼げるようになると生活などは激変しました?

話し手:三崎氏) いや、そうでもなかったです。強いて贅沢したことと言えば、それまで学生寮みたいなところに住んでいたんですけど、それがすごく嫌だったんです。なので寮生活をやめて、一人暮らしのマンションを借りたくらいです。

聞き手:) では、学校の友達などもあまり好きじゃなかったのですか?

話し手:三崎氏) 学校の友達っていうのもいませんでした。そもそも学校にはあまり行ってなかったので、友達という友達もいなかったというのはありましたね。

会社をつくったら、リアル闇金ウシジマくんの世界に

聞き手:) 今のお話だけですと、そこまで今のようなメンタルの強さにつながっていくお話はなかったかと思うのですが、一体いつ今の三崎さんが作られたんですか?

話し手:三崎氏) 当時18歳で、一番メンタル的に強くなったのは、18歳の社長って北海道にはほとんどいなかったんです。その結果、周りは大人ばっかりで、中にはお金を騙しとろうとしてくる大人もいて。それでいろんな経験をしてきたんです。

聞き手:ほんとに「闇金ウシジマくん」みたいな人達がいっぱいいたんですね。

相当悪い人とかもいました笑。20歳くらいの時に集団で乗り込んできたりとか。そういうこともあって、その都度、「なんとかしよう」としてるうちに強くなりましたね。結局、自分で自分の身を守るしかなかったので。

起業家としての三崎優太のフェーズは終わったと思っています。

聞き手:) 2020年になってYouTubeを始められたりと、今後新しいこととかをどんどんやっていこうとしてると思うんですが、2021年の三崎さんはズバリどうなってますか?

話し手:三崎氏) これまで良くも悪くも色んなことがあって、年商約130億円の会社を作って、そこからの転落という非常に大きな変化があったわけですけど、自分の中の真実っていうのを伝える本を最近出すことができたのは僕にとってすごく大きな1歩だったんじゃ無いかなと思っています。

あれだけ色々なこと事があった直後でもこうやって色んな発信をできてるっていうのは、今SNSがあったからだと心から実感してます。

今は、有名人がたくさん亡くなったりとか、コロナの影響があったりとかで明るい兆しがあまり無い状況だと思うのですけど、何かしら自分の中でお返しをしていきたいなって思ってます。その一環として、今ちょうどキャンペーンをやってるんですけど、このキャンペーンが終わる時には、世間の皆さんがあっと驚くような発表ができるんじゃないかなって思っています。

聞き手:)それは気になりますね!なんかチラッと2021年に上場企業を1個買収する計画があるというような話も耳にしたんですが。

話し手:三崎氏) はい、もう1回ちゃんと経営者として会社の社長をやろうと思っていて、実際その計画は進行していました。残念ながらコロナの関係で、その買収予定の会社の事業の見通しが悪くなってしまい。今は市況の状況を見ながら、計画を作っていっています。

聞き手:)三崎さんが、長期的に今後一番していきたいことっていうのはどういうことになるんですか?

話し手:三崎氏) やはり経営者としてもう1回大きな事業をやっていきたいと思ってます。元々、僕はメディアハーツを上場させたいと思っていました。でも結局できなくなってしまい。それでも、上場企業を買収して経営者になるという選択肢もあるなと思って、また経営者として新たな気持ちでやり直したいと考えています。

聞き手:) 聞き手:それでは、起業家というよりも、プロ経営者としての意識が強まってきてる感じなのでしょうか?

話し手:三崎氏) 起業家として1から事業を立ち上げるよりは、プロ経営者としていかに企業のバリュエーションを上げるかっていうところに特化していきたいです。

聞き手:)今SNS上でも多いのが、どちらかというと起業して成功したいというより自分らしく行きたいっていう人が増えてる感じがします。そういう人たちと、プロの経営者とは多分目線が違うと思っていて、プロ経営者として必要な目線やスキルは重要だと思いますか?

話し手:三崎氏) 最初は起業家から入るべきだと思うんです。僕の場合、起業家として起業してそこでの経験を活かして、今度はプロの経営者になりたいと思うようになりました。プロの経営者とは何かというと、企業価値を上げるということなのかなと。企業価値を上げて、株式で儲かる、ビジネスでも儲かる、というのがプロの経営者だと思っています。それには、経営だけでなく金融の知識も必要です。次の挑戦は、そういうとこになるのかなと。起業家としてのフェーズは終わったと思っています。

D2Cブームはもうオワコン!?

聞き手:)メディアハーツでやっていた青汁通販は、D2Cブームの走りだったと思いますが、三崎さんにとって今のD2C市場ってどういう風に見えてますか?

話し手:三崎氏) D2Cっていう言葉がない頃に始めたんで、D2Cが来てるってみんなが言ってるのにすごく違和感があるんです、不思議だなーと思って。すっかり飽和していて市場環境としては競争がすごい激しいと思いますよ。

聞き手:)やはり当時とだいぶ環境が違いますか?

話し手:三崎氏) 僕が始めたのは、2014年くらいだったんですが、基本的には、単品リピートでの販売でしたね。事業のハードルも今ほどは高くはなかったんじゃないかな。今は、様々なD2C向けのサービスが用意されているので、始めるのは楽にはなってると思うんですけど、競合が増えていて市場は厳しいと思います。

当時も青汁という商品自体はいっぱいありましたが、「スマホ」に特化して販売しているところはほとんどなかったので。大手の会社がチラシや新聞広告ばかりを売っていたので。スマホ用のLPや広告に振り切ったところがなかったので、当時は競争に勝てましたが、今だとかなりハードルはあがっていて、マーケティングだけでは儲からなくなってきてますよね。 ただ、やりかたによっては全然まだ勝てると思いますし、過去のノウハウは通用しないけど、時代の変化についていけてないだけで、今の時代に適応したやり方をすれば成功すると思います。

聞き手:) では、もう物販系の事業はもうしないですか?今後

話し手:三崎氏) 実際に物販で130億円売り上げのある会社をつくったんで、物販はやり切った感じがありますね。僕の知る限り物販だけだとどうしても売り上げの限界値は300~400億円くらいなので。次は、ワンランクスケールの大きいことをやりたいので、1000億円を目指せる事業に挑戦したいです。

そのためには、これからのトレンドにうまく乗ることが重要です。アフィリエイトの時も高校生だって400万円稼ぐことができたのも、携帯のアフィリエイトのトレンドに乗れたのもありますし。青汁も突き詰めるとD2Cって言葉はなかったけど、トレンドに乗れた。今後も必ずそういったトレンドが来ると思うんです。そこにうまく乗って1000億の事業を作りたいです。

ビジネス系Youtuberの成功戦略は?

聞き手:) 聞き手:いま、YouTubeの方もかなり力入れてらっしゃいますよね。面白い動画も多く、YouTubeの企画はどういう感じでだされてるんですか?

話し手:三崎氏) 僕の場合はやっぱり普通のYouTuberっぽいことやっていてもあまり伸びないというところと、経営者としてどうあるべきかというところで考えていて、「ビジネス」「エンターテイメント」の融合を目指しています。僕の目指すところはYouTubeを通じて、経営やビジネスの面白さを知ってもらって、世の中にもっと経営者を輩出したいっていうところなので。この観点では中々やっている方が少ないので、考えるのも毎回苦労しています。

聞き手:)  聞き手:YouTubeをやっていく中でのゴールはどのように描いていますか?

話し手:三崎氏) できるだけ、たくさんの人に見てもらえるようにしていきたいです。経営の難しい話をしている動画って沢山あると思うんですけど、ビジネスでありながらもエンターテインメントに富んでいてたくさんの人に観てもらえるような動画ってあまりないと思うんです。だから、難しい話には興味を持ちにくい人でも楽しめるように敷居を低くしていきたいです。

聞き手:) 三崎さんだったらあの、街の流行らない食堂とかも余裕で再建とかできそうですね。

話し手:三崎氏) まあ、そういう企画があればですけどね。見つけるのが大変ですが、あればやってみたいです。他にも、町工場とか、飲食店。そういう企画の持ち込み、お待ちしてます笑。

聞き手:)SNSのやり方や、YouTubeなどでメッセージの発信の仕方で大事なものっていうのはなんだと考えますか?

話し手:三崎氏) ものすごく、そこは考えるんです。SNSって短いじゃないですか文字数が。文字数が決まった短い中で、いかにどう伝えるか、いかに凝縮してちゃんと自分の伝えたいことを伝えるかというのはすごく苦しんでいます。出す前には何パターンか作って、チームで検討したりしてます。ここはかなり緻密にやっていて、すごい執念込めてやりこんでいますね。

強烈なストレスほど成長する機会はない

聞き手:) 三崎さんが、これからビジネスマンとして成長していきたいと考えている人たちに向けて発信したいと思っているメッセージはありますか?

話し手:三崎氏) やっぱり諦めないってことの重要性は伝えたいです。挑戦することを諦める人って沢山いると思うんです。僕は何歳からでも成功をつかめると思っています。チャレンジしてもし失敗したとしても、チャレンジする事に意味があり、それが次の成功につながっていくと思うので。

聞き手:) 聞き手:三崎さんって、やっぱりストレス耐性がもとから強いんですか?そういうチャレンジしてもあきらめない心ってどのようにつくっていったんでしょうか?

話し手:三崎氏)僕の場合は、もとから強かったわけではなく、後天的に強くなりましたね。特に、国税との闘いはすごく強くなりました。想像を超えたストレスだったんで笑。これを超えた時、レベルでいうと100は違ってますね、それ以前の自分とは。

聞き手:)今回、貴重なお話ありがとうございました!
Company
企業 株式会社みさきホールディングス



株式会社みさきホールディングスにアクション