トランクサービス最前線!急成長をするクラウドトランクサービスの行方 Vol.3

トランクサービス競争の勝因は?TRUNK、サマリーポケット徹底比較

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サマリーポケットの大ヒットを皮切りに、クラウド型トランクレンタルサービスはまさに群雄割拠ともいえる時代に。サマリーポケット以外にもTRUNK(トランク)や、MINIKURA等サマリーポケットを猛追するサービスが出てきています。

他分野では、メルカリがFrill(フリル)等の類似サービスとの競争に打ち勝ち、日本のフリマアプリ市場の圧倒的No.1を獲得しましたが、このトランクサービス領域においては、どのような展開になるのかを今回の記事では予想したいと思います。

まずは機能・料金の比較から

 

サマリーポケット TRUNK MINIKURA
料金 月額250円~ 月額500円〜 月額200円〜
写真のリスト化
衣類ハンガー掛け ×
書籍管理 ×
取り出し 翌日発送 翌日発送 翌日発送
販売機能 Yahooオークション 自社EC Yahooオークション

料金的にはほぼ同一水準。MINIKURAが金額的には一歩リードのようですが、大差はない状態です。料金体系的には、衣類をハンガー保管したい場合は、MINIKURAが一番お得になるようです。多少の差はあるものの「荷物を手軽に預けて管理したい」という観点では、全てのサービスが利用者のニーズを満たしているため、プロダクト自体での差別化を大きくするのは難しい状況になっています。

マーケティングでは圧倒的なサマリーポケット

お次は、マーケティング面での比較です。
こちらは、圧倒的なサマリーポケットの優位に。
2017年からTV CMを開始し、当時は元SMAPの稲垣吾郎さん、今はタレントのつるの剛士さんを起用し、積極的にプロモーションを展開しています。

資金調達額で比較

お次は、各社の資金調達状況の比較です。

サマリーポケットですが、
2016年3月 寺田倉庫より約2億円
2017年12月 住友商事から5億円
2018年12月 三菱地所から約9.4億円

と合計で16.4億円をこれまで調達してきています。

一方、TRUNK(トランク)は、

2016年9月 三菱UFJキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社から2億円前後(推定)
2018年1月 SBSホールディングス、NTTドコモベンチャーズなどから約7億円

とこれまで9億円の調達を行ってきております。
資金的にはサマリーポケットに分があるようですね。

MINIKURAは、寺田倉庫の自社事業として運営されているため、資金調達はしていませんが、逆にサマリーポケットに出資するなど協調路線であるようです。

BtoBが事業の決め手に

以上のように、サービスの内容での差別化は難しいことから、各社それぞれ独自の戦略で拡大を図っていっているようです。
例えば、サマリーポケットは、既に70社以上と事業提携を行なっており、三菱地所や野村不動産、東急不動産などの不動産系会社と提携して、入居者向けの荷物預かりサービスとして拡販を図っていっているようです。

一方、TRUNKは、楽天やdocomoなどIT企業との連携が目立ちます。また、ANAとも連携し、ANAのECを通じて購入した商品をTRUNKでそのまま預けることができるサービスなどもスタートしました。

まとめ

資金面や、知名度から考えるとサマリーポケット優位な状況は続きそうですが、TRUNKは法人向けのプランを増やすことでこれに対抗する模様。戦略次第ではまだまだ巻き返しも可能であり、今後の動向に目が離せない状況だと思います。

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