目の前の課題に立ち向かい続けることで強みを磨く
ミラティブCCO小川まさみの挑戦【前編】

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Profile
プロフィール
氏名 小川まさみ
会社名 株式会社ミラティブ
略歴 フィーチャーフォン向けサービスやiPhoneアプリの制作ディレクターを経て、画面共有/ゲームプレイ配信用のスマートフォンアプリ『Mirrativ』のコミュニティマネージャーに。「インターネットを通じて人と人がつながること」の価値を信じて、人のぬくもりがあるサービス運営と企業の成長の両立を目指す。
Interviewer
Masahira Tate
Masahira Tate

中学生の頃に出会ったインターネット、そこで「人と人がつながること」に魅せられた小川さん。アプリの制作ディレクションや人気ゲームプレイ動画への出演などのユニークなキャリアを経て、現在はDeNAからスピンアウトした株式会社ミラティブでCCO(チーフ・コミュニティ・オフィサー)を務める彼女に仕事にかける思いを聞きました。


  » 株式会社ミラティブ

文学少女、インターネットに出会う

—【聞き手:楯雅平、以下:楯】どうも。今回は、前職の同僚だった小川さんへのインタビューということで、いつもと勝手がちがいますが(笑)、よろしくお願いします。

【話し手:小川 まさみ(敬称略)、以下:小川】そうですね(笑)、よろしくお願いします。

—【楯】私たちは『ザ・キーパーソン』というインタビューメディアで、ビジネスやアートなどの世界で活躍されている人たちにお話を聞いて記事を書いています。キャリアや実績のハイライトだけでなく、生い立ちからじっくり人となりに迫るスタイルが特徴なので、まずは子供時代の小川さんについて教えてください。

—【小川】わかりました。私は、生まれは都内ですが育ったのは埼玉県です。運動が苦手なインドア派でしたね。学校のお昼休み、他の子たちが校庭で遊んでいる時に、私は教室で本を読んでいました。好きなジャンルは母親の影響で読み始めた推理小説。あと、『ソフィーの世界』からは強い影響を受けました。体育の授業は「無くなればいいのに」と思っていました(笑)。

性格は生意気で、人と比べられるのが嫌い、テストの点数をいちいち聞きにくるクラスの男子とかを心底「うっとおしい」と思っていましたね。学級委員をしていて成績もそこそこ良かったので、先生からは好かれるタイプだったと思います。

3つの居場所

—【楯】青春時代の経験で、今の生き方に影響を与えたことはありますか?

—【小川】当時を振り返ると自分が3つのコミュニティに属していたのだと思います。異なるコミュニティに自分の居場所があったという経験が、今の自分に影響を与えている、というのはありますね。

1つめのコミュニティは、もちろん学校です。2つめは、インターネット。3つめは、地元の駅周辺のストリートで歌を歌っていた時に出会った人たちです。通っていた学校は普通の女子校でしたが、それ以外の環境では、学校だけでは会えない年齢や職業の人たちと話す機会に恵まれていました。だから、同年代だけのコミュニティにいる人たちより大人と話すことに抵抗がなかったと思います。

ちなみに、路上で歌っていたことは高校の先生に見つかって「受験生なのだから、ダメですよ」と言われて、辞めさせられました。勉強は真面目にしていたので、大学では数学の道に進みました。当時は教員という仕事に魅力を感じていて、中学校で数学や道徳を教えられたらいいなと思っていました。

道徳を教えたいなんていうと、自分は「正しい」ことがわかるって言っているように聞こえるかもしれないんですが、そういう意味ではなくて誰もが自分で納得する道を選べるようになるためにはどうするべきか?ということを一緒に考えたり、伝えたりしたかったのです。なので、当時はそのつもりで教育実習を受けて教員免許もとっていました。

でも、大学3年生の頃に「私はこのまま教員になっていいのかな?」と思い始めました。学生と教員という世界しか知らなくていいのか?と、疑問をもったのです。教える生徒たちのほとんどは社会にでるのですから。そんな思いもあって、インターンとして株式会社寺島情報企画で働きはじめました。デコメや占いなどのフィーチャーフォン向けサービスの開発をしていた会社です。

とても優秀な人が多い環境で「この会社で働くのは楽しい」と思い、そのまま就職しました。当時の自分をひと言で表わすならとにかくがむしゃら。必死で働いて、常に目の前のことに一生懸命、という感じでした。そうやって働いている時に『iPhone 3G』が日本にやってきて「このままケータイ向けの月額課金サービスだけをつくっていたら先は無い」と直感し、iPhone用のデコメアプリを作ることを志願しました。これがアプリ制作のディレクターをすることになった最初のきっかけです。

小川さん、10問10答

—【楯】さて、ここで少し雰囲気を変えて「10問10答インタビュー」をさせてください。私が質問を投げますので、考えずに、正直に、スグに、答えてくださいね。答えやすい質問の中に、ちょっとだけ答えづらい質問が混ざってるかもしれませんよ(笑)。

Q. コーヒ派ですか? 紅茶派ですか?

A.えっ? 紅茶派です。

Q. 現実派? 夢見がち?

A.現実派(真顔)。

Q. パン派ですか? ライス派ですか?

A.パンかな。

Q. 最近、一番うれしかったことは?

A.『Mirrativ』で配信をしているユーザーさんへのインタビューのときに「いつも見ている人が入院する。それでもいつも通り配信して欲しい、と言われて泣いてしまいました」というエピソードを聞いたことです。人と人がつながって誰かのために涙を流せる関係がミラティブの中に生まれていたということが、とてもうれしかったです。

Q. テレビ派ですか、本派ですか?

A.いや、もう本です。

Q. 時間が欲しいですか? お金が欲しいですか?

A.時間!

Q. 好きな食べものは最初に食べる? 最後に食べる?

A.最後……かな。

Q. やめたいけど、やめられないクセは?

A.思い当たりません(笑)

Q. 頭脳派ですか? 肉体派ですか?

A.頭脳なのかな、いや、わかんない(笑)

Q. 自分のことは好き? 嫌い?

A.好きになりました!

—【楯】「10問10答インタビュー」は以上です。

—【小川】いやー、こういうのイヤなんですけど(笑)。

後編に続く » » »

Company
会社情報
企業名 株式会社ミラティブ
所在地 東京都渋谷区