「現象を科学し、AI化する」──業界変革事業を起こし続ける兄弟起業家の未来戦略| 株式会社いいんじゃ渡邉勇輝・一輝

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Interviewee

株式会社いいんじゃ 代表取締役 / 取締役CTO

渡邉勇輝 / 渡邉一輝

Watanabe Yuki / Watanabe kazuki

渡邉勇輝 / 株式会社いいんじゃ 代表取締役
立教大学経営学部在学中に陸上スパイク比較サイト「ShoesPicks」を立ち上げ、累計50万人が訪問するメディアに成長。新卒では電通/博報堂のアドテクノロジーを開発するベンチャーに入社。視線推測AI「GazeAnalyzer」、GMOタウンWi-Fiデータ連動広告、日本最大級のウェビナーメディア「WebinarRoom」などの新規事業を大手企業とのオープンイノベーションで立て続けに立ち上げる。その後、株式会社いいんじゃを設立し、電通グループ、JTBグループ、東京ガスグループなどの大手企業から、シーシャ業界No.1ブランドmusch/museなど新興市場まで幅広くデジタルマーケティングやDX、開発を支援。自社事業としては科学とAIで走りを高確率に伸ばすスクール「Smart Dash」を展開。その他、生成AI活用普及協会 協議員、立教大学 経営学部、立教大学 大学院人工知能科学研究科 元外部講師、全国大学生お笑い選手権3位など。

渡邉一輝 / 株式会社いいんじゃ 取締役CTO
上智大学理工学部情報理工学科卒業後、伊藤忠テクノソリューションズにシステムエンジニアとして新卒入社。主に製造業向けシステムにおいてインフラからアプリケーション、開発の流れをひと通り経験。その後、株式会社ビズリーチに入社し、中心サービスであるビズリーチの新機能開発の実施や採用者向け画面のフルリニューアルを起案し、全体プロジェクトリーダー、スクラムマスター、フロントエンドテックリードの役割で開発を牽引。株式会社ゆめみに入社後、50名規模の新規開発2案件にて、それぞれ全体統括の開発ディレクター/スクラムマスター/EMとしてリリースまでを牽引。社内トップ人材のゆめみレアカードを受賞など、高い技術力で評価を得る。2025年3月、弟・勇輝氏が代表を務める株式会社いいんじゃにCTOとして参画。

マーケティング、デザイン、テックの三つの領域を自在に横断し、業界構造を変えるような本質的な事業開発とグロースを根幹から支援する株式会社いいんじゃ。

舵取りをする代表取締役・渡邉勇輝氏と、取締役CTO・渡邉一輝氏が兄弟経営で一貫して掲げるのは「現象を科学し、仕組み化する」という独自のアプローチだといいます。

本稿では、テクノロジーとビジネスの融合で業界の”当たり前”を覆し、二人が描く未来に迫ります。

事業の三本柱を貫くのは「科学を前提としたAI化」

—【聞き手:岡崎美玖、以下:岡崎】現在どのような事業に取り組んでいらっしゃるのか、改めてご紹介いただけますでしょうか。

—【話し手:渡邉勇輝氏(わたなべ・ゆうき)、以下:渡邉勇輝】株式会社いいんじゃの代表を務めております、渡邉勇輝です。弊社では「マーケティングとデザインとテックの”三刀流”」を掲げ、企業の事業成長を包括的に支援する「デジタルネイティブコンサル事業」を中核としています。

ー【岡崎】DX領域におけるコンサル事業会社は近年ますます増加傾向にありますが、企業を包括的に支援できるというのは大きな差別化ですね。

ー【渡邉勇輝】まさに私たちの強みは、ビジネスの上流戦略から実際の開発、実装に至るまで、全てのプロセスをワンストップで提供できる点にあります。

近年、テクノロジーの理解なくプロダクトを作ることは競争優位やスケーラビリティを捨てることになり、他方でマーケティングやブランディング観点から人々に受け入れられる思想はもちろん必須であるという二面性が求められる時代だと考えています。広告代理店やコンサル会社、UI/UX会社や開発会社でもある、デジタルネイティブなプロダクトエンジニアリング会社だと思っています。

ー【岡崎】具体的にはどのようなアプローチをとられているのでしょうか。

ー【渡邉勇輝】いいんじゃでは、「つまらないモノ」「めんどくさいモノ」「ださいモノ」をなくしてグローバルイノベーションを起こすというビジョンを掲げており、それを実現するために最も重視しているのは「現象を科学し、仕組みに落とす」というプロセスです。

例えば、マーケティングという概念そのものを分解・分析し、人の興味を引くクリエイティブが生まれるメカニズムを解明する。そうして得られた知見や法則を、今度はAIなどを活用して再現性のある「仕組み」に落とし込む。

この「科学を仕組み化」していくことで、抜本的な仕組みを整えることができ、単なる表面的なAI化ではなく本質的な課題解決をしながら、人々の生活や悪しき慣習を抜本的に変えることができると思っています。

ー【岡崎】現在の事業は、デジタルネイティブコンサル事業の他に、複数の柱があると伺いました。

ー【渡邉勇輝】大きく分けて三つの事業を展開しています。第一の柱が、お話ししたデジタルネイティブコンサル事業で、プロダクト開発からブランディング、マーケティング、SNS、AI開発まであらゆるビジネスプロセスをデジタルネイティブに支援しています。

第二の柱が「Smart Dash」という科学とAIで高確率に走りを速くすることを支援する事業です。AIを活用してフォームやフィジカルを解析し、個々人に最適なトレーニングを提供することで、科学的に走力を向上させることで才能主義な世界を壊したいと思っています。

そして第三の柱が、スポーツ用品のメディア「Picker」です。こちらもコンセプトは共通しており、用品のスペックやプレイヤーの特性をデータに基づいて科学的に分析し、AIが最適な用具をレコメンドするという、従来のマッチングとは一線を画すサービスとなっています。

ー【岡崎】まさに全ての事業が「科学を仕組み化する」という思いで繋がっているのですね。この独自の事業モデルは、どのような経緯で構築されたのでしょうか。

ー【渡邉勇輝】私の前職での経験が大きく影響しています。新卒で入社したアドテクノロジーを開発するベンチャー企業で、電通・博報堂といった大手広告代理店と協業する機会が多くありました。プロダクト開発サイドと、それを利用するマーケティングサイドの両方の視点を得ることができたのですが、開発者が意図しない使われ方をされたり、逆にマーケティングの現場のニーズが開発に届いていないという課題を目の当たりにしてきました。

マーケティング戦略のような上流から、実際のプロダクト開発という下流までを一気通貫で理解して実行できる存在が当時は珍しく、幅広い領域でのご相談をいただくことが増え、現在の事業モデルの原型となり起業に至りました。

組織変革の原体験。経営の面白さに目覚めた学生時代

ー【岡崎】創業の背景には、ご自身のキャリアで感じた課題意識があったのですね。勇輝さんご自身が「経営」を意識されたきっかけは何だったのでしょうか。

ー【渡邉勇輝】原点は高校時代にあります。もともとは野球に打ち込んでいたのですが、監督の指示に絶対的に従うというトップダウンの文化に馴染めませんでした。一方で、並行して所属していた陸上部は、自ら仮説を立て、練習方法を工夫し、結果を検証するというプロセスが許される自由な環境でした。そのPDCAサイクルを回すこと自体が、私にとっては非常に面白かったのです。

最終的に陸上の道を選んだのですが、進学した高校の陸上部の顧問が、まさに経営者のような思想を持った方でした。「個人の自主性を尊重し、科学的なアプローチで成長を促す。しかし、それは単なる個人の集合体ではなく、チームとして相乗効果を生み出し、組織として勝利を目指す」という明確なビジョンを掲げていました。

ー【岡崎】学生時代の部活動が、経営の原体験になった、と。

ー【渡邉勇輝】仰る通りです。私はそのビジョンの下で、チームを変革する中心的な役割を担っていたのですが、決して強豪ではなかったチームを、仲間と共に試行錯誤を重ねて最終的に学校史上初の団体でインターハイに出場するという結果を残すことができたという成功体験は強烈なものでした。明確なビジョンの下に組織が一つになり、大きな成果を生み出すというこのプロセスこそが「経営」の本質だと、その時に確信しました。

実は創業メンバーの多くが、この高校時代、そして同じく組織変革に取り組んだ大学時代の仲間です。彼らとは「次は社会で、自分たちの理想とする組織や働き方を実現しよう」という志がったので、特定の事業ありきではなく「この仲間で何かを成し遂げる」という目的が先にあり、その実現手段として起業を選んだという、少し珍しいスタートを切っています。

探究の果ての転機…CTOとして経営の道を選んだ理由

ー【岡崎】一輝さんは弟である勇輝さんたちの活動とは別のフィールドで、技術者としてのキャリアを歩まれていましたが、取締役CTOとして今年の3月に参画されたばかりなんですよね。当時、ご自身が経営に携わるという未来は想像されていましたか。

—【話し手:渡邉一輝氏(わたなべ・かずき)、以下:渡邉一輝】2024年後半より前までは、全く想像していませんでした。これまでは会社員としてプロダクト開発組織を率いてプロダクトを成長させる仕事をしていて、今でこそその経験を活かして弊社の開発事業やテック面の活動全体の統括をしているのですが、昔は全く…むしろ、自分は経営者には向いていないと思っていました。

父が経営者だったこともあり、その大変さを間近で見て、自分の苦手そうな物が詰まっていると感じていました。何より、私自身が人と関わることよりも、一つの技術や物事を深く掘り下げ、自身のスキルを高めていくことに喜びを感じるタイプでしたから。

ー【岡崎】いわゆる研究者・職人気質でいらっしゃったのですね。その考えに変化が訪れたきっかけは何だったのでしょうか。

ー【渡邉一輝】大きな転機が二つありました。一つは、自身のスキルに対する客観的な自信が持てたことです。

昔から一つの物事の全体像を把握しないと気が済まない性分で、例えば大学時代の居酒屋のアルバイトでも、最初はキッチンで焼鳥を焼いていたのが段々と全ての料理を覚えると、今度はホールの仕事も気になり…。気が付けば自分で注文を取り、自分で調理し、ドリンクも作り、最終的には「これなら自分一人で店を回せるな」という状態になってしまうのです。

ー【岡崎】ご自身の担当領域からどんどん範囲を広げて、全てをマスターしてしまう、と…!

ー【渡邉一輝】エンジニアになってすぐはスキルの自己肯定感が低かったので、アプリケーション、インフラ、デザインと、どんどん技術の範囲を広げていきました。

自分の視野と、任されるプロジェクトの規模や責任が大きくなるにつれて、リーダー、スクラムマスターなど、マネジメントの方向性にも手が広がるようになっていきました。ビズリーチにいた頃までは何もかもがむしゃらでしたが、前職のゆめみでは、最大時50人規模の開発チームを最初はリーダーとして牽引し、徐々に若手のリーダーに回し方を継承して再現性のあるチームづくりができたときの気づきが、大きな転機となりました。

ふと「これは経営者の仕事と本質的に同じではないか」と感じたのです。最初は自分で切り開き、切り開いたやり方で仕組みを作り、再現性を持たせて人に任せてスケールさせていくというプロセスが、これが経営ならば自分にもできるのかもしれない、という可能性を感じるようになりました。

二つ目の転機は、プライベートにおける大きな変化です。仕事に没頭するあまり家庭と自分の心を疎かにしてしまったことで結果的に離婚を経験しました。それまで自分は孤独を好む人間だと思い込んでいたのですが、大切なものを失って初めて、人との関わりがいかに自分にとって重要だったかを痛感させられました。この出来事をきっかけに、自分の生き方を根本から見つめ直し「これからはもっと人と関わる人生、関わりたいと思ってもらえる人生を送りたい」と強く思うようになりました。

その後、まさにそのような生き方をしている人々が世の中にたくさんいる、と様々な経営者のYouTubeチャンネル等を見る中で知り、起業という選択肢が現実味を帯びるようになっていきました。

ー【岡崎】まさにスキルとマインド、両面での準備が整ったタイミングだったのですね。そこから、なぜ勇輝さんの会社へ参画することを決断されたのですか。

ー【渡邉一輝】ゼロから一人で起業することも考えましたが、その過程で「同じ熱量を持った仲間を見つけることの難しさ」を強く感じました。そのタイミングで、自分のすぐ近くに、同じ熱量と経営の実力を持った勇輝がいることに思い至ったのです。

私が失ってきた人生の中で、それでも残っている最も確かなものが家族であり、弟の存在でした。私が培ってきた技術力と、勇輝が持つ推進力を掛け合わせれば、一人で始めるよりも遥かに遠くへ、そして速く進めるはずだと確信し、入社を決めました。

必然の合流。新体制経営となった組織の変革

ー【岡崎】勇輝さんにとっては、実兄でもある一輝さんからの合流の申し出は、まさに分岐点となるタイミングだったそうですね。

ー【渡邉勇輝】これ以上にないタイミングでした。当時、会社は創業4年を迎え、事業もある程度安定軌道に乗っていましたが、ワンマン経営構造や組織内の基準感のギャップ、スケーラビリティの問題など様々な問題に頭を悩ませていました。

このままでは理想の実現は難しいかもしれないと、一時は会社の売却も真剣に考えていたタイミングで、私と全く同じ基準値と熱量を持つ兄が現れたので、今となっては救世主のようです。

ー【渡邉一輝】勇輝が悩んでいるのは知っていました。ですが、スケールの小さいところで悩んでいるように思えたのです。そこで、互いに好きな「ONE PIECE」に喩えて「まだイーストブルーも出ていない。せっかく船出したんだから、これからグランドラインや新世界まで出て100億の企業を目指そう。俺達ならできる。麦わらの船にエースも乗るんだから」と伝えました。

ー【渡邉勇輝】100億企業を目指すと兄から言われたときには驚いたものの、力強い言葉と未来への提案に、弱気になっていた心が奮い立ちました。そこから、組織も大きく変え、私のワンマン経営に近い体制から、私と兄の強みを活かすツートップ体制へ移行しました。結果的にこの組織変革が創業メンバーにも好意的に受け入れられ、新経営体制で会社全体がリスタートを切ることができたのです。

ー【岡崎】お話を伺っていると、二人の役割分担は、もっと以前から定められていたかのようにも聞こえます。

ー【渡邉勇輝】不思議なことに、そうかもしれません。実は、経営者である父は幼い頃から「一輝はロジカルな思考が得意だから理系で技術者に、勇輝はコミュニケーションが得意だから経営やビジネスサイドに進むだろう」と予見していたようです(笑)。

私自身は理系科目が得意だったにも関わらず、その言葉に従い文系に進んだのですが、今思えば、父はビジネスにおける両輪の重要性を理解して、私たちを導いてくれていたのかもしれません。兄がエンジニアとして圧倒的なスキルを、私がビジネスサイドで経験を積み、それぞれの道で専門性を磨いて最高のタイミングで合流できたのは、ある種必然だったとも感じています。

未来は日本の総力を上げるイノベーションを目指して

ー【岡崎】CTOとして一輝さんが参画して新経営体制となった今、目指していきたい今後の展望についてお聞かせください。

ー【渡邉勇輝】私たちが目指すのは「業界や生活がひっくり返るような発明」を次々と生み出していくことです。「Smart Dash」事業においても、既存のスポーツ業界の構造を180度変えるようなチャレンジとしており、同様の展望を抱いています。直近でも、広告・マーケティング業界の構造そのものを変えるような、新たな事業のリリースを控えています。

ー【岡崎】それは非常に興味深いですね。どのような事業なのでしょうか。

ー【渡邉勇輝】AI駆動マーケティング事業で「無駄な報告はゼロ、効果に直結することだけやる広告代理店業」です。

皮肉なことに、現代の広告代理店の構造では報告業務が過多で、クライアントが支払うマージンは、自分らへの報告業務の人件費に溶けています。この悪しき慣習を壊すため、AI駆動マーケティングで無駄な業務と無駄なマージンを圧縮して、人間がより創造的な業務に集中できる仕組みを整え、業界の当たり前を根本から覆すサービスを構想しています。

ー【岡崎】まさに「科学と仕組み化」の真骨頂ですね。

ー【渡邉勇輝】はい。これはあくまで一例で、広告業界はたまたま私が経験してきた分野というだけです。私たちの強みである「現象を科学し、仕組みに落とす」というアプローチをあらゆる業界に応用し、様々な領域で既存の非合理を解消し、「業界や生活がひっくり返るような発明」を続けていきたいと考えています。

ー【渡邉一輝】「SmartDash」も、確立した理論と仕組みを全国に展開できれば、それは単なる一企業の成功に留まりません。「いいんじゃの生み出したサービスや文化によって、日本の50m走のタイムが向上した」と、マクロなレベルでインパクトを与えられるような仕事がしたい。それが技術者としての私の思いです。

そして私たちが徹底してこだわりたいのは、人の生活に直結する、本質的な価値提供です。世の中には「仕事のための仕事」が溢れていますが、そういったものを一つずつ排除し、人々が本当に解決したいと願っている課題に、真正面から向き合っていきたいと考えています。例えば、「子供が自分の足が速くなりたい」といったものや「自分のビジネスを成長させたい」といった、人間の根源的な願いをテクノロジーの力で叶えていくことに全力を注ぎたいです。

ー【岡崎】「Smart Dash」は、”走力向上”を超えてどんな価値を提供できると考えていますか?

ー【渡邉勇輝】小さいころの足の速さは自己効力感や自信など人間としての根幹の性格にも影響すると思っています。また、スポーツを通して、科学的思考に基づいて成長する楽しさを学ぶことで脳の発達や学習意欲や知的好奇心の醸成などに大きな影響があると思っています。プロなどではサッカー、野球、ラグビー、陸上など世界的な競争優位に「SmartDash」はなると思っています。

また「Smart Dash」のサービスを通じて、スポーツは才能でないことを証明し、正しい努力が報われるんだという勇気を世界中に届けたいと思っています。より具体的なところでは、日本全体の走力を高め、サッカーワールドカップ優勝など世界的タイトルを取るための世界への秘密兵器としても考えています。

そのためにあらゆる方面での仲間集めにも奮闘しています。スポーツサイエンス、テクノロジー、ビジネスプランナー、研究者、アスリートなど様々な人と協力しなければ実現できないと思っています。

ー【岡崎】お二人の個人としての目標についてもお聞かせいただけますか。

ー【渡邉勇輝】私個人の目標は、日本からGoogleやAppleのような、地球規模で人々の生活を変えるようなグローバルイノベーションを生み出す起業家になることです。

ー【渡邉一輝】ゲームクリエイターといえば桜井政博さんのように、〇〇といえば渡邉一輝、というような分野をつくりたいです。私はこれまで引きこもってきたのですが、今後は内に秘めていたものづくりに対する熱量を、プロダクト開発の面白さを、これからは積極的に発信していきたいです。その熱量に共鳴してくれる仲間と出会い、一緒により大きなうねりを生み出して、より大きな価値を生むものづくりをしていけたら嬉しく思っています。

ー【岡崎】ありがとうございます。最後に、読者に向けてのメッセージをいただけますでしょうか。

ー【渡邉勇輝・一輝】「こうありたい」と掲げた目標に対して努力している方、端的に言うと「頑張っている方」にこそ、ぜひ弊社のサービスを使って頂きたいと思っています。

「Smart Dash」事業も、足が速くなりたいと頑張ってる人を科学とテクノロジーの力で応援すべくできた事業であり、マーケティング事業もクライアントが貯めた資金を自分のビジネスを伸ばしたいとご依頼いただいています。努力している方が報われるような事業を一貫して行い、今後も寄り添い続けたいと思っています。

KEYPERSONの素顔に迫る20問

Q1.出身地は?

ー【渡邉勇輝・一輝】神奈川県横浜市です。

Q2.趣味は?

ー【渡邉勇輝】カラオケで歌うことです。

ー【渡邉一輝】アニメ鑑賞や漫画を見ること、ゲームをすることです。

Q3.特技は?

ー【渡邉勇輝】ゲームの「大乱闘スマッシュブラザーズ」です。オンラインのランキングでは世界トップ2%に入っているほどなのでめちゃくちゃ強いと自負しています(笑)。

ー【渡邉一輝】ゲームの「スプラトゥーン」はまぁまぁ強いです。あとはDIYも好きです。木材を買ってきて、好みの色に塗り直したりします。

Q4.カラオケの十八番は?

ー【渡邉勇輝】KAT-TUNの「Real Face」です。ラップまで完璧に歌います。

ー【渡邉一輝】名前は一輝(かずき)ですが「勇気100%」です(笑)。

Q5.よく見るYouTubeは?

ー【渡邉勇輝】「マリマリマリー」です。

ー【渡邉一輝】「令和の虎」「Nontitle」「ヒカルチャンネル」「桑田龍征チャンネル」です。

Q6.座右の銘は?

ー【渡邉勇輝】「天衣無縫」です。自然美といったような、極限まで計算されてこだわり抜かれているにも関わらず、不思議とその「つくられた感じ」や恣意性をまったく感じさせない、まるで自然に存在しているかのような完璧な美しさといった在り方に強く惹かれます。

ー【渡邉一輝】「なりたいものになれるのは、なろうとしたものだけ」です。経営の道へ進むことを決意させてくれた、自分にとっての転機となった言葉です。

Q7.幸せを感じる瞬間は?

ー【渡邉勇輝】組織的成功の瞬間です。チームで何かを達成したときの「ここまでよく頑張ってきたな、良かったなあ〜!」というあの瞬間は、忘れられないです。

ー【渡邉一輝】常に締切に追われているので「今日一日は何もしなくて大丈夫だ」という瞬間です(笑)。

Q8.今の仕事以外を選ぶとしたら?

ー【渡邉勇輝】「プロゲーマー」か、大学時代に全国大学生お笑い選手権で3位になり事務所からスカウトも頂いた「お笑い芸人」、そして「アイドル」です。

ー【渡邉一輝】運動の科学が好きだったので、体育の先生やスポーツ系の研究者など、スポーツの道に行っていたかもしれません。

Q9.好きな漫画は?

ー【渡邉勇輝】組織的成功が描かれている「NARUTO」、天衣無縫に近い「銀魂」です。

ー【渡邉一輝】「キングダム」「アオアシ」「ハイキュー」あたりが、自分のマネジメントスタイルに影響するくらい好きです。

Q10.好きなミュージシャンは?

ー【渡邉勇輝】「KAT-TUN」です。

ー【渡邉一輝】一番人生で聴いたのは「ORANGE RANGE」です。

Q11.今一番会いたい人は?

ー【渡邉勇輝】弊社のバリューにもなっている「アート・デザイン・テクノロジー・サイエンスの4つが横断したときにイノベーションが生まれる」という理論を唱えたネリ・オックスマンさんに会って思想を読み解いてみたいです。あとは、個人的に大ファンの今田美桜さんに会いたいです。

ー【渡邉一輝】動画編集CAMPの青笹寛史さんです。令和の虎のオフラインセミナーで教わったことをいま実践していて、成果が出たらお礼をしようと思っていたのですが…伝えられなくなってしまいました。感謝や気持ちを伝えるのはできるうちにしておかないとですね。

Q12.どんな人と一緒に仕事をしたいですか?

ー【渡邉勇輝】他者との比較ではなく、自分の中に確固たる「こうありたい」という基準を持ち、それに向かってストイックに努力できる方です。

ー【渡邉一輝】「なりたいものがある人」です。現状に満足せず、常に成長したい、何かを成し遂げたいという熱意を持つ方と共に働きたいと考えています。

Q13.社会人になって一番心に残っている言葉は?

ー【渡邉勇輝】「できるまでやればできる」です。

ー【渡邉一輝】「できる理由から考える」です。

Q14.休日の過ごし方は?

ー【渡邉勇輝】サバイバルゲームなど、アクティブに過ごすことが多いです。

ー【渡邉一輝】一人で過ごすことが多いです。友人とマラソン大会やサウナ、キャンプなど、たまにでかけるのも好きです。

Q15.日本以外で好きな国は?

ー【渡邉勇輝】アメリカです。多人種で会話もフラットで、あのカオス感が好きです(笑)

ー【渡邉一輝】ドバイに行ってみたいです。あの街はどこに向かっているのか…探ってみたいです。

Q16.仕事の中で一番燃える瞬間は?

ー【渡邉勇輝】発明と、自分の考えたアイデアが世の中に影響をもたらした時です。

ー【渡邉一輝】チームの力が噛み合ってプロダクトを作っているときです。また、若手の能力が覚醒する瞬間に立ち会うのも好きです。

Q17.息抜き方法は?

ー【渡邉勇輝】カラオケです。帰り道などに30分だけ友人を誘って行くことも多いです。

ー【渡邉一輝】散歩やランニングなど、身体を動かすことです。

Q18.好きなサービスやアプリは?

ー【渡邉勇輝】「Apple」「Google」です。シンプルに尊敬しています。

ー【渡邉一輝】忘れ物をしたときによく救ってくれる「忘れ物トラッカー」です。

Q19. 学んでみたいことは?

ー【渡邉勇輝】コンピューターサイエンスです。会社のキャッシュエンジンを整えた後に、今後専門的に学ぶべく留学も考えています。

ー【渡邉一輝】今まで向き合ってこなかった、心理学や心の健康や幸せのような分野を学びたいです。AIだけでは満たせない部分でもありますし。

Q20.最後に一言

ー【渡邉勇輝】社会に対する義憤、身の回りで「これおかしいな」と思うことがある方、何か世の中を変えていきたいという心がある方はぜひ弊社であれは実現できる環境が整っていると思います。事業拡大に伴いメンバーも募集しているのでぜひご連絡お待ちしています!

ー【渡邉一輝】プロダクト開発はチームスポーツです。何かをつくって、それが誰かの人生や世界に大きな影響を与える。そんなゴールを目指しながら考え抜いて、お互いの力を引き出し、高め合いながらゴールに近づいていく。そんなプロダクト開発が大好きです。 今のチームやプロダクトが面白くない方、面白いものづくりがしたい方、私たちはいつも面白いものづくりをやっていますので、一緒に何か作りましょう!


【クレジット】
取材・構成・ライティング/岡崎美玖 撮影/原哲也 企画/大芝義信

Company

株式会社いいんじゃ

〒150-0041 東京都渋谷区神南1-11-4 FPGリンクス神南 5階

ランニングスクール:Smart Dash
スポーツ用品比較メディア:Picker
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プロダクト開発支援

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