インドのOYO(オヨ)は、元々はサービスアパートメントを中心としたホテル予約サービス。10カ国、500以上の都市で18万件以上のホテルを運営しています。
そんなOYOが2019年の3月、YahooJapanとの合弁会社でOYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPANを設立し、日本に進出。

3月28日、物件探しから入居までをスマホからワンストップで行える不動産賃貸サービス「OYO LIFE」(オヨ ライフ)を開始しました。また、家具レンタルや家事代行などのサブスクリプションサービスを利用できる「OYO PASSPORT」と、都内でOYO LIFEの物件探せるリアル店舗「OYO Partner不動産」も利用可能になりました。

OYO LIFEでは、物件探しから契約、支払いのインフラ整備までがすべてWebで完結して可能です。1ヵ月単位で借りることができ、2年縛り契約や敷金、礼金といった賃貸物件の慣例もありません。必要なコストは、退去時の清掃費約2万円のみ。

2月20日にOYO LIFEは事前等登録を開始し、1万3000名を超えるユーザーが登録、3月28日現在で既に1000室以上の物件を確保したとのこと。

居室設備としては、必要な家具や家電は一式そろっており、洗濯機、冷蔵庫、掃除機、テーブル、電気ケトル、ハンガー、ゴミ箱、テレビ、電子レンジ、エアコン、ベッド、デスク、チェア、居室照明器具、ラグ、バスマット、遮光・レースカーテン、タオル、シーツ、キッチン用具、食器、Wi-Fiなどを完備。

家具や家電については、家具のサブスクリプションサービスCLASとの提携も発表されています。

家賃は、マンションタイプが10万円~100万円、一軒家タイプが30万円~100万円、シェアハウスタイプが5万円~8万円で、そのほか共益費が必要となります。一か月単位で借りることができ、90日以上のロングステイも可能になっています。

料金的には、通常の賃貸物件と比較すると単身用のお部屋で3~5万円ほどたかくなっていますが、家具や家電などがすべてそろっている点、初期費用などが不要な点を考慮すると、利用しやすい料金体系になっているようです。

定額住み放題サービスADRESSとの違いは?

まだ、話題になった定額すみ放題サービス「ADDress」ですが、こちらとの違いはどういった点にあるのでしょうか?

ADDressは、日本全国の空き家を活用したビジネスです。したがって、ターゲットも都市定住者ではなく、利用者は日本中を旅しながら仕事をするようなフリーランサーをターゲットにしており、月額4万円で光熱費も込みという料金に。

サービスは2019年4月スタート予定であり、都内以外に千葉県南房総市や神奈川県鎌倉市などの都内近郊から、群馬県、静岡県、福井県、徳島県など地方にも物件を展開しており、ウィークリーマンションやホテル代わりに短期滞在するといった用途に向いています。

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