「強みを磨いたら誰でも何にでもなれる」──広報のプロから個人投資家へ。ちょる子氏が語る、行動量で人生を切り拓く流儀
Interviewee
PR・マーケティング・IR支援/個人投資家
ちょる子
Choruko
大学卒業後、外資系大手企業にて営業・マーケティングを経験。その後、上場企業の広報部門を経て独立し、現在はヘルスケア・証券・金融系企業を中心にPR・マーケティング・IRの支援を行いながら、投資関連のメディアにも多数出演。金融メディアでのライター活動も手がける。2025年には資産3億円を突破した30代の兼業投資家であり、2児の母親でもある。2026年5月に書籍の刊行が決定し、漫画化・アニメ化も視野に入れた活動を展開中。
PR・マーケティング・IRの独立支援者として活躍しながら、個人投資家「ちょる子」としてSNSやメディアで圧倒的な存在感を放つちょる子氏。外資系企業での営業・マーケティング、上場企業の広報を経て独立し、2026年5月には書籍の刊行も決定。
「自分の強みを磨き、上位1%になれる領域を3つ掛け合わせて独自ブランドをつくる」──そう語る彼女が、いかにして広報のキャリアを投資に活かし、行動量で道を切り拓いてきたのでしょうか。
本稿では、仕事と投資を両立させる流儀から、SNSを活用した市場心理の読み解き、そして人生を好転させる決断のルールまで、軽やかな発信の裏にある戦略的な素顔に迫ります。
たまたま生まれた「ちょる子」というブランド──広報の営業活動から個人投資家へ
ー【聞き手:岡崎美玖、以下:岡崎】ちょる子さんは、PR・マーケティング・IRの支援を本業としながら、個人投資家としても幅広く活動されていますが、現在の主な活動内容について改めてご紹介いただけますでしょうか。
ー【話し手:ちょる子氏、以下:ちょる子】仕事は基本的にPRとマーケティングとIRのご支援を、今独立してやっております。ヘルスケアと証券会社など金融業界が中心で、エンドユーザーが投資家さんという案件も含まれています。
個人投資家としては株式投資を趣味で行っていたらインフルエンサーという形になりまして、5月には初の著書「ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資」が出版予定です。将来的には漫画化やアニメ化も視野に入れています。
ー【岡崎】広報としての一面がありながらも、個人投資家の印象も強い「ちょる子」さんというのは、戦略的に一種のブランドとして立ち上げたのでしょうか?それとも、自然発生的に広まっていったのでしょうか。
ー【ちょる子】広報の仕事をしている中で、メディアさんに連絡をしても無視をされるのが日常なので、何でもいいから引っかからないかなと思って、自分の経歴をお伝えしたんです。そうしたら「ダイヤモンドZAi」さんが一番最初に興味を持ってくださり、そこから初めて掲載されて、個人投資家としていろいろなところにお声がけいただくようになりました。
あくまで広報の営業活動の延長線上から、メディアへの露出が広がっていったという形で、昔の上司からは「お客さんよりちょる子が一番出てる」と言われていまして(笑)。今はちょる子として話をしてくださいというメディアさんが多く来てくださるので、私の本来の営業活動が難しくなっています。
ー【岡崎】ちょる子さんとしてのご自身と、広報としてのご自身は、切り分けていらっしゃるのでしょうか。
ー【ちょる子】特に切り分けてはいません。ちょる子は人格も何もなくて、そのままの自分でやらせていただいています。計算されたブランド戦略ではなく、自然体のまま広がっていきました。その飾らない姿勢こそが、多くのフォロワーや読者の方に関心を持っていただいているのかもしれません。
とにかくお金がなかった──結婚を機に加速した投資への探求
ー【岡崎】ちょる子さんが投資に本腰を入れるようになったきっかけは何だったのでしょうか。
ー【ちょる子】2017年の10月に結婚式を挙げまして、とにかくお金がなかったんです。主人の奨学金、時計や車のローン、同棲していたときの費用を合わせて夫のもとに1,000万円ぐらいの借金があったので、どう完済していくかを考えなければなりませんでした。
ー【岡崎】元々お金への関心は強い方だったのでしょうか。
ー【ちょる子】幼少期にゲーム機をはじめ、好きなものを買ってもらえなかったこともあって、お金に対する執着は人よりもあると思います。そういった背景があり、お金のことを真剣に考えなければいけないと思ったのが2018年頃からです。
ー【岡崎】最初は何から着手されたのでしょう。
ー【ちょる子】何を買っていいかわからなかったので、NISAの満額積立から始めました。それと並行して「日経マネー」と「ダイヤモンドZAi」という2冊の雑誌を買ってきて、両方に買いと書いてある銘柄をピックアップして、PERやPBRなどの指標をずっと追いかけていました。仕事から帰って9時から1時間、YouTubeでグランビルの法則のような基礎から勉強していましたね。
当時は本当に良質な方が淡々と教えてくださっていて、面白さは求めていなかったので、あの環境が一番良かったです。コロナのタイミング以降は、残念ながら質の低い情報も増えてしまいましたね。
ー【岡崎】今これから株式投資を学び始める方には、どのような情報源をお勧めされますか。
ー【ちょる子】今でしたら松井証券さんの動画コンテンツがいいかもしれません。わかりやすくて面白いですし、初心者の方でも入りやすい内容になっています。あとはやはり日経新聞ですね。投資に限らず、経済の基本的なリテラシーを身につけるには欠かせないと思います。
ー【岡崎】育休中に本格的に投資をされていたと伺いましたが、キャリアの空白期間に投資を学ぼうと思ったのには何かきっかけがあったのでしょうか。
ー【ちょる子】育休に入る頃にはもうポジションを持っていましたので、育休中は実際に運用しながら学んでいた形です。そこに至るまでは、仕事が終わってからの1時間を学びの時間に充てていました。忙しい中でも毎日少しずつ続けることで、知識は確実に積み上がっていきます。
ずっと相場に張り付いているよりも、本業に集中しながら、たまに大きな変動が来たときにエントリーして利益を取っていく方が、私にはパフォーマンスが良いんです。ですから、ビジネスパーソンの方には無理に専業を目指す必要はないとお伝えしたいですね。本業あっての投資だと考えています。
ニュースを読み、資金の流れを見る──仕事のスキルを投資に活かす
ー【岡崎】投資すべき銘柄を見極めるとき、ちょる子さんはどのような基準で判断されているのでしょうか。
ー【ちょる子】上がるか上がらないかしか見ていません。どこに資金が入ってくるかを見て、企業を見ているわけではなくニュースを見ています。例えば、国やアメリカの大手企業が新しく設備投資をする、などのニュースが来たらそのセクターや代表的な企業が上がります。ニュースと株価の値動きを見て関連付けていくのが効率的なやり方だと感じています。
……ですが、それは他の投資家の方からは特殊技術だと言われますね(笑)。ニュースを見れば仮説から上がることがわかるだろうと伝えても、わからないと言われてしまうので。ですが、長年の蓄積があるので、脳の中で自動的に複数の根拠が組み合わさる状態になっているんだと思います。なので、毎日どのセクターがどんな動きをして、どんなニュースがあったかを自分の納得がいくまで調べるといいと思います。
ー【岡崎】投資に関してはX(旧Twitter)を中心に発信されていますが、どのように活用しているのでしょうか。
ー【ちょる子】主に情報収集ツールとして利用しています。自己発信は特に意識しておらず、みんなが何を考えているかの方がとても大事なのです。AIが発達したことによって、人の意見が本当に価値になる時代だと感じています。
具体的には、例えば選挙前に「自民党が勝ったら株価は上がるか下がるか」というアンケートを取りました。上がると答えた方が70%、下がると答えた方が27%、自民党が負けると回答した方が3%でした。これまで売り込まれているのだとすれば、30%の方はまだ上昇を織り込めていないわけですから、その分は上がるだろうと判断できます。
自分が良い材料だと思ったとき、他の方の意見を確認して、その材料がまだ織り込まれていなければ上昇余地があると判断します。みんなが気づいていないなら、まだ上がる可能性があるということです。
ー【岡崎】広報として世の中に受ける商品をPRする力と、投資家に評価される力には、どのような違いがあると感じますか。
ー【ちょる子】投資商品の場合、投資家さんはお金を預けるので、投資家さんが何に不安があるのか、何に懸念があるのかという「顧客心理」の理解がとても大事だと思っています。一般消費者の方とは扱う金額の差もありますので、他業種と比べると誠実な発信が一層求められる業界だと思います。
広報としてのキャリアが投資家としての感性を磨き、投資家としての経験が広報の質をさらに高めるという好循環が生まれていると感じています。
「買う理由は最低2つ」──投資の鉄則と実践的エントリー戦略
ー【岡崎】投資初心者の方にアドバイスをいただくとしたら、まず何を意識すべきでしょうか。
ー【ちょる子】買う理由を2つ以上作ると良いと思います。例えば、国がこういう政策を出してきたからお金が入ってくるだろうとか、設備投資が増えるからここにお金が入ってくるだろうとか、この企業の製品が圧倒的なシェアで海外勢が入ってこられないだろう、チャートが良いということでも構いません。そうした根拠を2つ以上持てたときにエントリーすることをお勧めします。
ー【岡崎】損切りの判断はどのようにされていますか。
ー【ちょる子】自分のシナリオから崩れたらやめますね。チャートが良くなりそうだから買ったのに、チャートが崩れたらもうやめるという判断です。事前に描いたシナリオとの整合性だけで判断するようにしています。
ー【岡崎】なるほど……!具体的な投資判断のプロセスも教えていただけますか。
ー【ちょる子】例えば半導体セクターを例にあげると、選挙で与党が予想以上の議席を獲得した場合、まず先物の動きがアメリカの半導体動向に起因しているのか、国内政治のサプライズなのかを切り分けます。
政治的なサプライズが十分に織り込まれていなければ、日経平均は1,000円上がってもおかしくないと考えます。次に直近の決算内容を確認し、業績が冴えなかった銘柄は上昇が限定的と判断します。その上で、日経平均採用銘柄のうち好決算を出している銘柄に資金が集中すると見立てるわけです。
その銘柄をいざエントリーする、となったときのタイミングについては、寄り付きは特買いでどこに寄るかわからないので、怖ければ100株から入れればいいと思います。下がったら買い足す、上がったらそのまま持っていればいいという、シンプルな考え方です。
ー【岡崎】AI関連の半導体相場については、どのように見ていらっしゃいますか。
ー【ちょる子】AIはバブルではなく拡張フェーズだと考えています。TSMCやASMLの受注動向が好調ですし、NVIDIAのCEOが7〜8年にわたる設備投資の継続を示唆しています。まだ初動の段階です。そして、バブルではないということをまだ多くの方が認識されていないので、そこに投資機会があると見ています。
ー【岡崎】少し角度を変えた質問になるかもしれませんが、今の知識を持ったまま資金だけがゼロになったとしたら、何から始めますか。
ー【ちょる子】1,000万円までは入金した方が早いですね。普通にTOPIXを積み立てますし、今の知識がある前提であれば先物を始めますね。100万円あれば先物です。
資産形成の初期段階では運用よりも入金力が重要で、1,000万円の壁を超えてから運用で差がつくものだと考えています。
失敗は「怠慢」と「限界」に分ける──人生を豊かにする決断のルール
ー【岡崎】1日で数千万円の損失を出されたこともあると伺いましたが、そのような場面でのマインドリセットのコツを教えてください。
ー【ちょる子】失敗にはいろいろあると思っていまして、一生懸命やった上で取れなかったものはもう仕方がないんです。落ち込みません。ですが、自分の怠慢によって失敗するのは、大変後悔が残ります。
何となく人から聞いて何も調べずに適当に買って大損しましたというのは怠慢ですね。一方で、しっかり分析した上で市場の変動により損失が出たのであれば、それは自分の限界ですから仕方がないと、前者は真摯に反省して、後者は切り替えます。この分類をしっかり行うことが大切だと思っています。なってしまったときは、好きなタピオカを飲んで、すぐ切り替えて誠心誠意お客様に尽くします。
ー【岡崎】投資の損切りに限らず、何かをやめるときの判断基準はどのようなものでしょうか。
ー【ちょる子】費用対効果、労力対効果でしょうか。投資であれば事前に描いたシナリオから崩れた時点で撤退します。ビジネスであれば、投下する労力に見合うリターンが見込めなければ止めます。
すべてにおいて感情ではなく「効果」を軸に据えることが、迷いなく前に進む力になっていると思います。
行動量で突破する──考えるより先に動く
ー【岡崎】趣味だったという投資が仕事にもなり、日々メディア出演などこれまで以上に忙しい日々を送られているちょる子さんですが、行動力の源泉はどこにあるのでしょうか。
ー【ちょる子】新人研修のときに初めて同行してくださった先輩が、とにかく回りなさい、お客さんのところに行って何を考えているのか聞きなさいという方でした。準備ばかりして頭でっかちにならないで、実際に足で稼ぎなさいと。その教えが今も生きていますね。
独立してからは、組織にいれば決裁を求める必要がありますが、その必要がなくなりますので、やると決めたらすぐに動けますよね。その結果として仕事の幅は大きく広がりましたが、多忙になったのは事実です(笑)。ですが、一度休んでから、またエンジンを入れ直すのは大変なので、走り続けている方が自分には合っています。
ー【岡崎】行動量が先というスタイルは、新卒の頃からお持ちだったのでしょうか。
ー【ちょる子】そうですね。外資系の大企業で8年間営業をやって、1年間マーケティングに携わりました。新人時代の先輩の教えで、あれこれ準備だけして頭でっかちにならず、とにかくお客さんが何を考えているのかを足で稼いで知るという行動量が身体に染みついています。
独立してからはそれがどんどん加速して、決裁を求める必要がなくなった分、“やる?やる、やる、やる”という感じでどんどん広がっていきました。
ー【岡崎】その行動力や人を惹きつける力は、学生時代からお持ちだったのでしょうか。
ー【ちょる子】小中高大とずっと、私のことを知らない人がいないくらい目立ってしまう特性はありました。小学校の学芸会で主人公をして、その役の名前で1年生から学校全体のみんなに知られていたり、中学2年生から高校3年生までずっと学級委員を務めていたりと、別に目立ちたいと思っているわけではないのですが、気づいたら目立っているという状態でした。
就職活動のときには、人事の方に「食堂にいるとみんなが寄ってくる。この子はキーパーソンだ」と思っていただけたようです。周りに人が集まってくるという特性は、広報の仕事でもそのまま活きていますし、投資家としてメディアに呼んでいただけることにもつながっていると感じています。
あとは、人のいいところを見つけるのがすごく得意なんです。それによって人と仲良くなって、仕事がうまく進むという好循環が生まれています。一方で、自分は行動力のある突破型なので、ロジカルにリスク要因をフィードバックしてくれるパートナーがいると、ざっと動いた上で「大してリスクないね」とGOを出せる。その掛け合わせが一番強いと感じていますね。
KEYPERSONの素顔に迫る20問
Q1.出身地は?
東京・渋谷です。
Q2.趣味は?
投資、ポイ活、節約です。お金が本当に好きなんだと思います。他の方と比べたときにも、気持ちの度合いが全然違うので……!(笑)
Q3.特技は?
知り合った人とすぐ仲良くなれることです。幼少期から周りに人が集まる体質で「迎えに行ったらすぐどこにいるかわかる。周りに人が必ずいるから」と言われるほどでした(笑)。もうひとつは「人のいいところを見つけること」です。
Q4.カラオケの十八番は?
椎名林檎さんの「丸の内サディスティック」です。
Q5.よく見るYouTubeは?
日経CNBCです。娯楽よりも経済番組を中心に、情報収集の一環として活用しています。
Q6.座右の銘は?
元々は「万事塞翁が馬」でしたが、今年から「勝てば官軍」に切り替えました。
2年間天中殺というあまり運が味方をしてくれない年だったのですが、明けたので今年は攻めの年にしたいと思っています。投資家としてメディアに出ることをよく思わない方もたくさんいらっしゃいますが、本気で極めて行けるところまで行けば官軍だと思うので、頑張りたいですね。
Q7.幸せを感じる瞬間は?
子どもと一緒に寝るときです。
Q8.今の仕事以外を選ぶとしたら?
会計士資格を取得し、Big4に入り、スタートアップのCFOとして転職のち上場させて鐘を鳴らしたいです。上場企業の広報として働く中で、ストックオプションで数億円を手にする同僚を目の当たりにし、適性があることを前提に別の道を歩むとしたら、CXOへの道として歩むルートも素敵だな、と思います。
Q9.好きな漫画は?
「HUNTER×HUNTER」です。推しキャラはキルアです。
Q10.好きなミュージシャンは?
東京事変です。
Q11.今一番会いたい人は?
吉田松陰先生です。松下村塾から教科書に載るレベルの人材が約10%も輩出されたことを考えたときに「個性を見つけてあげて、それを伸ばしてあげる」という再現性のある教育の秘密を聞いてみたいです。再現性のある教育を日本全体に広めることができたら、一人一人がもっと輝ける社会になるのではないかと考えています。
Q12.どんな人と一緒に仕事をしたいですか?
ロジカルシンキングが得意で、倫理観が高い人です。行動力の突破型である自分を補完してくれる人と一緒に仕事をしたいですね。
Q13.社会人になって一番心に残っている言葉は?
入社3年目のとき上司に言われた「お前は3年目のレベルじゃない。レベルが低すぎる」です。
当時は外資系の大企業にいて、育てるという文化がそもそもない環境でした。勝手に育つか、育たないかしかなくて、誰も何も言ってこないからこそ、はっきりとダメ出しをして、社会人としてのあるべき姿を教えてくれた上司の存在はすごく大きかったです。あの言葉がなければ、今の自分はなかったと思います。
Q14.休日の過ごし方は?
土日に仕事が入っていなければ、子どもとの時間と思い出づくりも兼ねて、家族で鎌倉や富士山など近場へ小旅行に行きます。
Q15.日本以外で好きな国は?
バハマです。新婚旅行で訪れ、レストランが17時に閉まったり、料理の提供がとても遅い「バハマタイム」に驚かされました。お金を借りてまで遊びに行くという現地の方々の価値観に触れ、仕事が全てではないと気づかされたのが印象的です。「日本ってなんでこんなにパツパツなんだろう」と考えるきっかけになりましたね。
Q16.仕事の中で一番燃える瞬間は?
お客様がメディア様にお取り上げいただいたときです。広報として「ニュースに出せたときが一番嬉しい」です。それが、お客様にとってもメディア様にとってもお役に立てた時だと思っています。
Q17.息抜き方法は?
神社参拝(川崎大師)とタピオカドリンクです。一日で数千万円の損失を出した日も、タピオカドリンクで心の安寧を保ちました(笑)。
Q18.好きなサービスやアプリは?
X(旧Twitter)です。自己発信ではなく、「みんなが何を考えているか」を知るための情報収集ツールとして使っています。
Q19. 学んでみたいことは?
不動産関連です。占いにも興味があったものの、講座のプライシングが一律20〜30万円であることに冷めてしまい……(笑)今の学びの判断基準は、仕事に直結するかどうかです。
去年は証券外務員一種の資格を取りましたが、それも仕事の一環でした。結局、仕事になるという実感がないと人はなかなか動けないものだと思います。逆に言えば、やると決めたらSNSで先に宣言してしまうこともあります。言ってしまったからにはやらないと恥ずかしいですからね(笑)。
Q20.読者に期待する反応は?
「自分にもできそう」と思ってもらえることです。うつと適応障害を経て独立した経験から、人生が厳しいと感じても何とかなるよ、という勇気を与えられたらと思っています。
社会への還元と教育──祖母から受け継いだ「当たり前」
ー【岡崎】ちょる子さんは寄付活動にも積極的に取り組まれていらっしゃいますが、その背景を教えてください。
ー【ちょる子】祖母がどこかに震災があったら20万円を寄付するような人だったのです。日本赤十字社に継続して寄付をしていて、家には感謝状が数多くあります。
そういう環境で育ちましたので、自分でしっかり稼いで社会にしっかり還元するというのは、私にとって当たり前のことなんです。自分がとても運がいいと自覚していまして、それは歴代のご先祖様が社会に還元してきたおかげだと本気で思っています。ですから、私もその循環を続けていきたいと考えています。
何があったとしても、たとえ日本が壊滅的な被害を受けたとしても、娘だけは助けてくれと思いながら寄付をしています。ご先祖様への感謝と、次の世代への責任。その両方が、私の行動の根底にあります。
ー【岡崎】ちょる子さんご自身のお子さんにも、投資のノウハウを継承していきたいというお考えはありますか。
ー【ちょる子】算数と国語、まず漢字を読めるようにしてもらわないといけませんので、そこからだと思います。ですが、私のやり方が娘にとって適性があるかはまた別の話です。
適性があればいいと思いますが、無理に押し付けるつもりはありません。子どもの口座でジュニアNISA(現在制度は廃止)はやっていますけどね。やはり、選択肢を持っておくことが大切だと思っています。
ー【岡崎】書籍化の予定もあるとのことでしたが、ちょる子さんが漫画やアニメ化を目指される背景には、どのような思いがあるのでしょうか。
ー【ちょる子】実はもともと漫画家になりたかったんです。中高時代はマンガ部に所属していましたし、セーラームーンの作者の方が薬剤師の資格を持ちながら漫画で大成されたことに憧れて薬学部に進学したほどです。紆余曲折を経て広報・PRの道に進みましたが、初志貫徹が基本なので、決めたことをやらないのは気持ち悪いんですよね。
中高時代の友人でプロの漫画家になった方がいるのですが、その方のアニメ化が決まったと聞いて、自分も目指したいという気持ちがさらに強くなりました。インフレの時代ですから、現金だけだと資産が目減りしてしまいます。多くの方に投資という選択肢を楽しく広めていきたいという思いがあり、漫画やアニメはその手段として最適だと考えています。
ー【岡崎】最終的にはどのようなところまで目指していらっしゃいますか。
ー【ちょる子】人は結局、思い描いたものにしかなれないんです。思い描いたことが大きければ大きいほど、面白くなります。ですから、できるだけ大きなビジョンを持って進んでいきたいと思っています。
投資は「フェアな競技」──上位1%を3つ掛け合わせれば、ブランドになる
ー【岡崎】投資を始めることに躊躇しているビジネスパーソンの方へ、アドバイスをお願いいたします。
ー【ちょる子】損するのが怖いというお気持ちはとてもよくわかります。ですから、ポイント投資から始めてみるのがいいのではないでしょうか。ポイントでの投資であれば痛くもかゆくもありませんので(笑)。
ですが、それすら抵抗があるのであれば、無理にやらなくてもいいと思います。債券など別の選択肢もありますから、自分に合ったやり方を自分で見つけることが大切です。大事なのは、貨幣価値が減価していく中で何かしらのリスク資産に触れておくということです。
別に株でなくても、債券でも不動産でも保険でも構いません。選択肢を知っているかどうかで、人生の幅は大きく変わると思います。
ー【岡崎】自分に合った投資手法を見つけるには、どうすればよいのでしょうか。
ー【ちょる子】結局は試行回数だと思います。テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、バリュー投資、グロース投資、短期売買、長期保有──あらゆる手法を一通り試し、どれが一番パフォーマンスが良いかを見極めることです。性格や使える時間、資金量はみなさん違いますから、自分で見つけるしかありません。
ー【岡崎】仕事にも通じる考え方ですね。
ー【ちょる子】まさにそうだと思います。同じトップセールスの上司が2人の部下を育てたとしても、一人は特に努力しなくても結果を出したりするわけです。それは適性の問題であって、適性がないことが悪いという話ではなく、自分の適性を見つけるだけのことなんです。
ー【岡崎】ありがとうございます。最後に読者へのメッセージをお願いします。
ー【ちょる子】私は一貫して「自分の強みを見つけて、それを伸ばす」というのが人生のテーマです。強みを磨いたら誰でも何にでもなれると思っています。
投資は年齢も性別も学歴も一切関係ないフェアな競技で、私より頭のいい方はたくさんいらっしゃいますが、その方々に臆することなくパフォーマンスは出せます。自分の強みがわかっていて、それを伸ばしているだけですから。上位1%というのはそれほど難しくありません。同年代で言えば年収1,600万円ぐらいで、決して夢のような話ではないのです。それを3つぐらい掛け合わせれば、その人だけのブランドになります。
これからAIが発達していく中で、「私はこういう人です、これが得意です」とどこに行っても誰にでもわかりやすく説明できる人が、やはり強いと思います。皆さんにもぜひ自分の強みを見つけていただいて、伸ばしていただきたいと思います。一緒に頑張りましょう!
【クレジット】
取材・構成・ライティング/岡崎美玖 撮影/原哲也 企画/大芝義信
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Company
ちょる子
PR・マーケティング・IR支援/個人投資家
概要欄
ちょる子さんのX(旧Twitter)
https://x.com/kabu_st0ck
ちょる子さんの著書『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』
https://www.amazon.co.jp/dp/4478122989/
「強みを磨いたら誰でも何にでもなれる」──広報のプロから個人投資家へ。ちょる子氏が語る、行動量で人生を切り拓く流儀