LIGからGIGへ。新会社で岩上貴洋が見据える
「ギグ・エコノミー」とは?

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氏名 岩上貴洋
肩書 株式会社GIG 代表取締役
出生 1983年
略歴 学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。 在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。2007年、株式会社LIGを創業し代表取締役就任。 システム開発、デザイン制作、コンテンツマーケティング、シェアオフィス事業を展開し100人規模に成長させる。2017年4月株式会社GIG創業。(株式会社GIGコーポレートサイト より)

ヘンなウェブ制作会社がある。社長が砂に埋められているし、社員にも“キャラが濃い人たち”が多くいるようだ……。こう書けば、SNSで見かけたアノ会社、LIGだとピンとくる方も少なくないはず。今回は、このLIG創業者にして、「バズる(口コミを呼ぶ)」記事の仕掛け人であった岩上貴洋さんにインタビュー。

彼は今、自分で起こしたLIGを辞め、新しく株式会社GIGを立ち上げています。ウェブ制作の会社としては異例の「成功」を手放して、なぜ新しいチャレンジを始めたのか? そこに至るまでには、何があったのか? LIG以前のストーリーも含めGIGの岩上さんにお話をうかがいました。

2度目の起業で、目指すところは?

—【聞き手:楯雅平、以下 楯】本日はよろしくお願いいたします。

【話し手:岩上貴洋、以下 岩上(敬称略)】はい、よろしくお願いします。

—【楯】まずは、2017年4月に新しく起業された会社、GIGについて教えてください。

—【岩上】私たちGIGはウェブサービスの事業立案、UI・UXデザイン、システム開発・改善・運用などのサービスを提供したり、ウェブサイトのリニューアルから派生してCI開発、ロゴデザイン、グラフィックデザインなどの企業リブランディングのサポートやSNSマーケティングの戦略立案・企画・プロモーションなどを行なっています。。大きな方向性で言うと、お客様がウェブに求めているのは「潜在顧客との接点づくり」であって、平たく言うと「きっかけづくり」のようなものです。私たちは、その「企業とお客様の接点づくり」を最大化できるようにウェブサイトやウェブサービス、広告などを設計したり運用したりする、という仕事をしています。

クライアントとの関係としては、何かしらの「成果地点」をしっかり共有して、チーム一丸となって目標を達成するにはどうしたら良いかということを考えていくようにしています。その中で、PV、UU、問い合わせ数、コンバージョン率、回遊率などをKPIにして、それをしっかり獲得していくことを目指しています。また、企画、設計、運用、実行からレポーティングまでをやらせていただくというのも弊社の得意とするところです。

—【楯】企業のウェブサイトを作る、そして、そこで発信した情報が世の中に届くようにするという一連の流れを設計して実行していくわけですね。「成果地点」、ゴールについてもう少し詳しく教えてください。

—【岩上】代表的な例ですと「採用できました、商品が売れました、問い合わせが増えました、申込みが増えました、会員登録が増えました」という結果です。ウェブサイトを新しく作ったり、リニューアルしたりすると300〜600万円かかります。「けっこう、高価だな」と思われるはずですが、それによって「優秀なエンジニアが2人採用できました」という成果が出たとしましょう。そうすれば、人材紹介のエージェントを頼って採用した場合と比べても決して高値ではありません。ですから、自社サイトやオウンドメディアに数百万円の投資をしても、ペイできると思っています。

—【楯】なるほどですね。ウェブサイトやメディアを作って、ページビューが集まると、その先には、そういった成果が期待できるわけですね。

では、お客様というか、潜在顧客に対してメッセージを届けるため、つまりウェブサイトにアクセスしてもらうためには、どのような仕組みや仕掛けがあるのでしょうか?

—【岩上】実は、そういったゴールに行き着くには、良いデザインや、良い仕組み、広告プロモーションだけでは不十分なのです。プロジェクトを始める時にもっと広い「全体の設計」をしないと成功の確率は上がりません。「全体の設計」の例としては、ひとつCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)が挙げられます。業界的にはオープンソースのシステムがよく使われていますが、私たちは自社で開発したCMSを持っています。

さらに、CMSを使って情報発信をしていくという際に活用できるライターさんとのネットワークがあることも弊社の強みだと思っています。また、『SAGOJO(サゴジョー)』という、世界中のライターさんや映像クリエイターさんが集まるクラウド・ソーシング・サービスにも出資をしていまして、その中から案件にマッチする方を選んで発注することもできます。

もちろん、CMSだけでなく、SNSでの情報発信までケアするノウハウと実績もあります。「コンテンツを作りました、さて、どうやって拡散しますか?」という時にSNS側の運用もできますよ、というのが私たちのご提案です。

—【楯】CMSについて、少し詳しくおうかがいさせてください。これは、御社でフル・スクラッチ(イチからプログラムを書いて作った)モノですか?

—【岩上】はい、これは完全に自社でつくっています。もちろん、自社製CMSだけでなく、他にも主要CMSのWordPressやマーケティング・オートメーションのHubSpot、Marketなどでの実装もサポートしています。

—【楯】なるほど、いろいろな選択肢があるわけですね。その中で、御社の独自のCMSが強みとする点はどういったところでしょうか?

—【岩上】例えば『WordPress』だと、プラグインという物で機能拡張ができるのですが、どうしても付け足し付け足しになってしまいます。ですから、「CMS本体をアップデートしたら、プラグインが新バージョンに対応していない」といったトラブルが発生することがあるのです。

一方で、GIGのCMSはモジュールを組み合わせると機能拡張ができるようにつくっています。CMSエンジンがあって、その上にパターン化したデザインが載っている構造で、それぞれの管理画面が干渉しないように作っています。なので、規模が大きい場合や複数サイトを運用する場合に便利ですよ。

例えば「コーポレート・オウンドメディア・採用専用のサイト」の3つを作りましょうといった時に、CMSを3つ別々にインストールする必要はありません。デザイン側のテンプレートは違っても、ベースは単一のエンジンで管理します。さらに、問い合わせなどが別々ウェブサイト経由で入ってきた場合もひとつのデータベースにまとめられます。コーポレートサイトからも、採用専用サイトからも、採用に応募が来るとして、その両方を一元管理できるのが強みです。

—【楯】どれくらいの金額感の案件で、このCMSを使用することを想定していますか?

—【岩上】200万円以上くらいからスタートで、上限は想定していません。ちなみに、お客様から「WordPress作って欲しい」というご要望があって、それが理にかなっていれば、もちろん対応可能です。

—【楯】事業のひとつとして「システム開発」もされているとうかがっていますが、これはそのCMSのことを指すのでしょうか?

—【岩上】いいえ、それは別です。ここで言う「システム開発」は、弊社とクライアントで共同の開発チームをつくり、事業計画から設計、開発、運用フェーズに関わっていく案件のことです。期間で言うと1年前後のことが多く、事業戦略の立案から関わることが多いです。実績ですと、大手求人サイトのリニューアルプロジェクトやCtoCサービスの立ち上げ、某大手メディアのリニューアルプロジェクトなどがあります。

—【楯】ほかの事業として、「コンテンツマーケティング」と「人工知能」という項目もありますが、これはどういった内容でしょうか?

—【岩上】コンテンツマーケティングは企業にCMSを納品した後のプロセスでして、どんなことを情報発信したら良いかというところをお手伝いする部分です。弊社はあまり「コンテンツの量産」みたいなコトはやっていなくて、インタビューや実績紹介などの企業の“色”が伝わるプロジェクトか、コンバージョンや流入を意識し、ペルソナ設計から関わり企画を詰めコンテンツマーケティングの制作から実行などを行なっています。

人工知能については、弊社の独自サービスを作っていて、そのレコメンドやスコアリングに活用するために開発しています。こちらも、詳細はまだお伝えできませんが「働き方が多様化していく」という、世の中の大きな流れの中で「パラレルワーク、フリーランス、副業」といったキーワードに関わるサービスです。こういった仕組みをちゃんと作っていかないと、日本があまり良くならないだろうなと、そう思って作り始めたものです。

—【楯】『ザ・キーパーソン』というメディアを通じて、いろいろな業界の方にお話をおうかがいすると、日本の限界論とまでは言いませんが、これまで通りにはできない、ということをおっしゃっています。これは、人口減少や労働力の減少、高齢化などの不可逆的で逆転がほぼありえない大きなトレンドを踏まえた上で「新しいビジネス、新しいやり方をしないといけない」という趣旨の話なのですが、こういったことに関してはどうお考えでしょうか?

—【岩上】私はITとかウェブが好きで、文章、映像、写真も好きです。なので、インターネットという領域に希望を持っています。インターネットは時間という軸や距離、言語の壁を飛び越えられます。例えば、海外と日本を繋げるというのはそのわかりやすい例です。ただ、日本国内にいる人や企業をつなげることもまだまだ大切で、例えば「徳島県で腕の立つiOSのエンジニアを採用したい」となると、なかなかハードルが高かったりする現状があります。他にも「すごく良いことに取り組んでいるNPOがあるのに、デザイナーさんやライターさんがいないから、うまく伝えられない」というケースがあります。

そういう企業やNPOに対して、新しい機会やきっかけをご提供することで、クリエイターさんやディベロッパーさんの可能性が広がったり、プロジェクトが進んだりして社会貢献につながる。新しい機会に挑戦する人たちのきっかけになるようなサービスをつくりたいと考えています。優秀な人ほど個で動いている感触があるので、そういう人たちに活躍していただけたらいいな、と。

実は、サービスに先行して『Workship MAGAZINE(ワークシップマガジン)』というメディアの運営をスタートしています。インターンシップは「学生をしながら、会社で働いて社会人経験が積める」という仕組みですが「働きながら、別の社会人経験が積める」という仕組みもあっていんじゃないか? ということで考えたのが「ワークシップ」というコンセプトです。

働く側としては、視野や人脈を広げたり、副収入を得たり、スキルアップをしたりといろいろメリットがありますし、受け入れる企業側としても正式雇用とは違う「中間的な関わり方」をしていただいて、相性が良ければ採用に向けて動くということもできます。もちろん、入社前提でなくても良いですしね。スキルは資産なので、それをうまく社会の中で循環させていけたら良いと思っています。

—【楯】これは、本当に面白そうな仕組みですね。

—【岩上】ありがとうございます。ところで、今おいくつですか?

—【楯】1983年生まれなので、34歳です。

—【岩上】なるほど。私も同い年でして、ちょうど私たちの前後の世代くらいから「インターンシップ」という仕組みがメジャーになってきたようです。いくつか残念な例もありますが、私は基本的にインターンシップは良い仕組みだと思っています。学生がいきなり企業に入らなくても経験が積めるというのは、その先の成功につながると考えています。ですから、働きながらでも同じようなことが出来たら良いなと思ったわけです。

—【楯】おっしゃる通りだと思います。1つの組織に居たら見えるものは限られますし、その人が活きる、活きないは組織や部門との相性による面ありますからね。

さて、GIGの今後、という趣旨での質問ですが、2020年に御社はどんな会社で、どのような仕事をしているイメージでしょうか? また、それにむかっていま「仕込み」をされていることがあれば教えてください。

—【岩上】私たちは「戦略から実行まで」を幅広くクリエイティブで解決していく会社なので、それをもっともっと組織的にできるチームを増やしていきます。あとは、働き方が多様化している中で、クリエイターさん、エンジニアさん、ディベロッパーさんたちが働きやすいプラットフォームを創りたい、その周辺に経済圏を創りたい思っています。

2つの世界を見て、起業を決めた

—【楯】さて、ここまでは、新しく起業されたGIGについておうかがいしてきましたが、ここからは昔に戻って生い立ちから学生時代、そしてLIG時代についてお話をおうかがいできればと思います。

高校生の頃から「起業したかった」と他のインタビューでお話しされていましたが、当時はどのような青年だったのでしょうか? 起業を志したきっかけなども併せて教えてください。

—【岩上】私は田舎育ちでして、周りに小さい商店の息子がいて、本屋さん、果物屋さんなどを家族でやっている家庭がありました。だから、なんとなく自分でビジネスというか事業をやる人たちの存在が身近だったんですね。触発されたというほど強烈ではありませんが、これが私が起業したひとつの遠因というか、ベースになっているという感じはあります。

それとは別に、大学はあまりおもしろくなくて、バックパッカーとして旅に出てアジアをグルグル回っていました。その時はお金がなくて(笑)、NPOに協力するとお金をかけずに旅ができるので、それを活用して中国の山奥とかベトナムの奥地、カンボジアの貧困の村に行っていました。そういう所に行くと、本当に貧しくて飢えている人たちがいました。極端な話、どうしようもなくなって物乞いをするために腕を切り落としてしまうという話しすらもある世界です。

日本で暮らしていると、私の世代では、まず見ないようなケースです。そういう経験をすると「日本は恵まれている」という認識を強く持つようになりました。水道水も飲めますし、比較的安全だし、大半の人は親切ですよね。それと同時に、日本の会社でもインターンをさせていただいて、当時の自分より少し歳が上だけの20代の人が自分で事業を回しているのも目の当たりにしていました。

その2つの世界を見ていると「起業して失敗したくらいじゃ、日本では死なない」という考えと「20代でも事業を創れる」という考えを強く持つようになりました。IT業界にもチャンスを感じていたので、それならばやってみようと思いました。これが、15年くらい前の話です。

—【楯】いま、もしご自身が2018年時点で学生だったとしても、同じように思われますか?

はい。今はもっと恵まれているとすら思いますよ。

在学中から、ベンチャーキャピタリストとして働く

—【楯】学生時代にインターンをされていたのは、スタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタルだった、とうかがいました。「投資する側」として会社を見てきたご経験が、起業に役立ったことはありますか?

—【岩上】大学3年の頃から、ベンチャーキャピタルで働いていました。いろいろなスタートアップ企業の経営者にたくさん会って、投資するかしないかを判断する仕事です。投資した後に、レポーティングをしながら事業計画を考えてきました。そういう意味で、起業の疑似体験ができたのは良かったと思います。

いくつ企業をみても、成功の法則化はできないものですが、あきらめないことは大事なのだなというのが、ベンチャーキャピタリストとしていろいろな方を見ていて学んだことです。チャンスを探し続けられるか、チャンスがくるまで耐えられるか、という点は本当に大切ですね。

—【楯】当時のご自身を振り返って、自分にアドバイスをするとすれば?

—【岩上】「先人たちが言うことは、正しい」と言いたいですね。やらないとわからないことは多いとおもいます。ベタな話で細かいことですが「企業理念を先に決める」、「経営合宿はしたほうが良い」「共同代表制はよくない」「資本政策は後戻りできないから、先によく考えた方がいい」などなど。いわゆる、世の経営者の皆さんが大事だとおっしゃることは、本当に大事ですよ。それを疑ってかかってしまったが故に、ジタバタしなければならない目にも遭いました。

LIGでの成功と、その先

—【楯】少し、先にお話しをいただいてしまいましたが、次はLIG時代について教えてください。まずは起業当時から、岩上さんが同社を離れるまでの流れを、かいつまんでお聞かせいただければと思います。

—【岩上】23歳の時に友人たちを集めて会社を作りました。お金は無かったのですが、祖父母が農家だったので、お米はたくさんあるみたいな状況でした。なので、給料が一部米の現物支給だったというのは本当の話です(笑)。

「Life Is Good」、楽しく生きよう、世の中を良くする何かを作ろうというコンセプトで会社を始め、事業は順調に拡大しました。上下関係もほぼ無いフラットな組織でしたし、私が関わっていた当時は働きやすいし、楽しい会社だったと思っています。

ただ、私はIT寄りの領域、テクノロジーやクリエイティブに関わることを中心にレバレッジが効く事業によりフォーカスしていきたいという思いがありました。そこで、インターネットの可能性に魅力をかんじた初心にかえり「インターネットで多くの人に影響を与えるサービスをつくりたい」という思いで新しくGIGという会社とつくりました。

—【楯】ウェブサイトをつくる会社でありながら、自社のサイトが「メディア化している」「おもしろい」という、特異な立ち位置に行き着いた経緯はどのようなものだったのでしょうか?

—【岩上】制作からスタートして「下請けめっちゃ大変じゃん!」と気づきました(笑)。そこで、クライアントのほうからアプローチしてもらえる環境を作り出すことに取り組みました。コンペをしないで、どうしたらクライアントと直接パートナー的環境を築けるのかを考え、ウェブ担当者の方たちに役立つ情報を発信しながら、コンテンツの全体の1〜2割はバズらせるコンテンツも入れて、検索流入からのユーザー数を底上げる、というのが当時やっていた戦術です。

—【楯】当時、そのやり方でいけるぞ、と思ったのはページビューを見てですか?

—【岩上】そこは問い合わせ件数ベースで見ていましたね。バズらせるコンテンツでフワッとページビューが上がっても、ベースのコンテンツがないとすぐに元に戻ってしまいます。なので、フワッとページビューが増えたら、元より高い所に着地させるための仕組みが必要になります。私が関わっていたLIGの場合は、それが「役に立つ情報を発信する記事」で、そこから実際にお問い合わせにつながる、という流れでした。

—【楯】ウェブ制作会社というのは、マネタイズのモデルは明確ですが、利益を増やすのは難しい業界なのかなと思っています。その中で勝ち残れた理由はどこにあるのでしょうか?

—【岩上】それは、競合しない、できる限りコンペを避ける、ということに尽きます(笑)。なので「言い値で発注してもらうにはどうしたらいいか?」とずっと考えていました。

当時はメディアが強いですよ、おもしろい人がいますよ、ということもけっこうやっていました。ですが、属人的になると限界が見えてしまいますし、デキる人が会社を辞めてしまうこともあるので、ある程度のところで伸びなくなります。これは、前の会社で学んだ教訓です。ですから、今の会社では世の中が見えるところだけじゃなくて、その後ろにある仕組みを何十倍も作りこんで、積み上げて行く方向を模索しようと思っています。

—【楯】LIGをお辞めになって、GIGを始めるというのは大きなご決断だったと思いますが、それに踏み切った理由というのは?

—【岩上】10年以上ウェブ業界にいて、多くのクリエイターさんやディベッパーさん、マーケターさんと一緒に刺激的なプロジェクトに関わらせていただくことがありました。インターネットの可能性を存分に体験してきた中で「次の10年、何をするか?」を決めるにあたり、より業界に貢献できることは何か、レバレッジが効き、日本に貢献できることは何だろうか、と考えました。そうして10先を考えた時に、もういちどゼロから挑戦したいという気持ちが抑えられなくなりGIGとして新たにスタートすることにしました

—【楯】最後にもう一つ。GIGという社名ですが、これに込められた思いというのは、何かお有りですか?

GIG(ギグ)という社名は2つ意味があります。ひとつは「Good Is Good」の略で、良いものは良いという思いです。もうひとつは、音楽などで即興セッションのことをギグと言います。海外では、これからは仕事にもこのようなスタイルで取り組む人が増えてくるだろうと予測されていて、そういう働き方や稼ぎ方、そしてその周りに生まれる経済圏を指す「ギグ・エコノミー」という言葉もあるそうです。スキルをもつ人が集まって、プロジェクト単位で仕事をするというスタイルが2020年くらいに一般化してくると思うので、そういう社会の実現に向けたサービスやコンテンツをしっかり作っていければと思っています。

—【楯】本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

—【岩上】ありがとうございました。

Company
企業 株式会社GIG (GIG inc.)
所在 東京都中央区日本橋浜町2-22-3 TSI日本橋浜町第1ビル5階
業種 ウェブサイト制作、システム開発、コンテンツマーケティング、AI
URL https://giginc.co.jp



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