大人気YouTuberのEvisJap(えびすじゃっぷ)藤本皓太が目指すのは連続起業家!?その驚異のビジネスモデルに迫る
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氏名 | 藤本皓太 |
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肩書 | 株式会社EvisJap 代表取締役 |
出生 | 1993年 |
聞き手:ではまず、EvisJap(えびすじゃっぷ)の設立秘話をお聞かせいただけますでしょうか。
話し手(ふじ氏(以下ふじ)) そうですね。長くなるので、どこから話せばいいですかね。僕は、早稲田大学を中退しているのですが、大学3年の時に3人で起業し、インフルエンサーマーケティングの会社を作りました。
聞き手:元々インフルエンサーがいたのですか?
ふじ: いえ、そうではなく、一緒に作った友達が有名だっただけです。 今でこそインフルエンサーといえばYouTuberやInstagramerが一般的ですが、 その時は読者モデルでした。
聞き手:ちなみにいつ頃のお話ですか?
ふじ:6年前でしょうか。読者モデルはTwitterで有名なモデルが多い状況でした。その読者モデルたちを使って、広告仲介やイベントを開催する会社を作りました。 今思えばサークルの延長線上のファッション企業だったなと思います。 その後、1、2年でその会社を辞め、一人で独立するとなった時にYouTuberの企業案件を委託する仕事をやろうと思いました。 YouTuberが大好きだったので、同じビジネスモデルでYouTuberの企業案件を委託して、手数料をもらう会社を作りました。
YouTuberになろうと思ったのは「普通に働くのは無理だと思ったから」
聞き手:そこからどのようにEvisJapの結成に繋がっていくのですか?
ふじ:そうですね、会社を作ったのですが「つまんないな」と思ってしまったのです。YouTuberが好きなだけであって、別にYouTuberに仕事を委託するのが好きなわけではないと気付きました。 そこで、「自分もプレーヤーになりたい」という思いが芽生え始めて、YouTuberになろうと思いました。 YouTuberになろうと思った時に「1人でなろう」とは思わず、いつも一緒にいた今のEvisJapのメンバーである友人2人と一緒にやりたいって思いました。
聞き手:それは戦略的な視点から「3人にしよう」って思ったのか、それとも「1人でやるよりも3人でやった方が面白いから」と思ったのですか?
ふじ:面白いからです。大学卒業するまでずっと3人で遊んでいましたが、通常大学卒業したら仕事をして家庭を持って、会う頻度がおそらく1年に1回とかになっていくじゃないですか。私はそれが少し寂しいなと思っていたんです。 「友達と一緒にずっと仕事をしたい」って思っていたんですよね。その想いを叶えるには、「友達と遊びながら仕事をする」ことが可能なYouTubeしかないなと思ったのです。 そこで、「一緒にYouTuberになろう。1本目で100万再生出すから、そしたら会社を辞めてくれ」とお願いをして、1本目の制作を始めました。
聞き手:最初に誘った時はどのような反応でしたか?
ふじ:「何言ってんだコイツ笑」みたいな顔はしていましたが、「まあ、いいよ」といった感じでした。 僕は真面目に言ったのですが、あちらは「へー」みたいな感じで聞いていました。
聞き手:最初から100万再生とういのはかなり高い目標だと思うのですが勝算はあったのですか?
ふじ:ありました。3人でやれば、いずれ100万人のフォロワーがいる有名なYouTuberに肩を並べることができるというのは確信していました。
記念すべき一本目の動画、その反応は・・・・
聞き手:1本目がこちらのTinderの企画の動画でしたか?
ふじ:そうです。全員にオファーを送るという動画。
聞き手:現在200万強の再生がされているのですよね。
ふじ:そうですね。
聞き手:なぜあの企画になったのですか?
ふじ:今後将来的なコンテンツを考えた時に、コンテンツとして引きが強く、私たち3人と相性が良いのは、やはりTinderを使ったコンテンツだと思っていたのです。
その時の私は、お金が全くなかったので、お金がかからずできることであって、かつ、家の中でできることかつ、顔出ししなくてもできることなど色々条件がありました。
そこでTinderで 1,000マッチしてるという、なかなか他ではない実績があったので、これを活かした企画を考えた次第です。
聞き手:最初配信したときの反応はどうでしたか?いきなり再生回数が伸びたのですか?
ふじ:いえ、最初は全然伸びませんでしたね。3ヶ月後くらいにバズりました。
聞き手:バズるきっかけは何かあったのですか?
ふじ:いいえ、特別何かがあったわけではないです。おそらく視聴者の反応が良かったので、AIがそのインプレッションを増やしていったのだと思います。
聞き手:3ヶ月目まで他の動画の投稿は、されてたんですか?
ふじ:いえ、3ヶ月間まったく配信していないんですよ。でも、一本目に出した時に、100万再生は絶対いくという確信を持って出したので。
3カ月間は、「あれ?いかないじゃん、こんなに面白くてもバズらないのか~」とガッカリしたんですが、3ヶ月後にやっとバズったときは、今までで1番嬉しかったですよ。
聞き手:いきなりバズってどのような気持ちになりましたか?自分の面白さが世界に認められたみたいな感じでしょうか。
ふじ:そうですね。自分が面白いと思うものが、面白いと思ってもらえるかは実際やってみないと分からないですよね。
やってみて、自分が面白いものを面白いと思う人が結構多かったということと、100万再生が簡単なことではないというのは同時に分かりました。
当時の私は、起業してもやる気が出ず、借金だけが増えていき、何すればいいか分からない中、自分が楽しく仕事できるのはYouTuberしかない、と思いました。
なので、自分が行きたい道に進めるっていう喜びを感じましたね。
これだけは見てほしい動画は?えびすじゃっぷのNo.1動画
聞き手:再生回数とは別に思い入れのあるマイベスト動画を挙げるとすると、何がありますか?
ふじ:最近ですがやはり「スコラー」が、思い出深いですね。バチェラージャパンのパロディなんですが、イケメンが3泊4日して7人の中からお持ち帰りする女性を一人選ぶ、という企画です。
聞き手:どのような経緯で「スコラー」を作ろうとなったのですか?
ふじ:私が「バチェラー」が好きなんです。そこにギャグ要素を加えたら絶対面白くなるなと思って作りました。普通に進行しつつ、真面目にしつつ、でも時折独白の部分でボケるみたいな構造を作りました。ちゃんと映像クオリティも同じくらいに寄せていけば、バズると思いました。
YouTube成功の秘訣は?徹底した顧客目線の追及
聞き手:えびすじゃっぷが、他と差別化できている一番のポイントを教えてください。
ふじ:リアルでいる事ですね。YouTubeは、演者力がすごく大事だと思っています。演者にどれだけ魅力を感じてもらえるのかがカギになると思うんです。 データに出ない人柄が大事だと思っていて、自分たちの悪いところやダサイところを全部さらけ出して、「こういう良いところと悪いところがある。それでも、好きになってくれる人は好きになってくれる」というスタンスでやっています。
聞き手:キャラクター性やパーソナルな部分が受け入れられたことが1番大きかったのですね。
えびすじゃっぷの驚くべきビジネスモデル。実は年商○○億円!?
聞き手:YouTuber以外にはどういう事業をやってるんでしょうか?
ふじ:事業としてやってるのはYouTubeからの広告収益とシーシャ事業、あとアパレル事業ですね。
聞き手:シーシャやっているのですね。
ふじ:えびすじゃっぷのチャンネルはボケるを基本としてるんですがもう一つ、えびすじゃっぷとChillって番組があって、そっちはチルをテーマにやっています。チルってご存知ですか?
聞き手:チルアウトのチルですよね?
ふじ:そうですチルアウトのチル。この服も僕が出していて、これも事業の1つです。「&chill」というブランドでチル好きな人に着て欲しいという思いで作っています。
聞き手:事業の規模はそれぞれどれくらいなんでしょうか?
ふじ:YouTubeの事業で月間500万~600万の広告収入があり、シーシャは先月リリースしたところですが、1時間で600万円の売り上げがありました。シーシャのセットをD2Cで販売するモデルなのですが、6万円のセットが100個完売したので。あと、アパレルの事業はこれは他との共同事業なんですが、月商で言うと3500万円ほどあります。
聞き手:想像以上に凄いですね・・・・ 聞き手:シーシャを好きになったきっかけはありましたか?
ふじ:母親とドバイに行った時に水タバコを体験しまして。最初は臭いのかなと思っていたのですが、フルーティーですごく美味しくて。 その煙が良いと言うよりはその雰囲気や気分が好きで。そのあと日本に戻って、シーシャを吸いはじめたらすごくハマってしまいまして。 「いつか自分の店を持ちます」と冗談で店長さんに言ってたのですが、やっとその夢が叶えられそうです。
聞き手:お店はもうあるのですか?
ふじ:4月から借りているのですが、コロナの影響で実店舗を出すのはまだできないなと思い、今はずっと空家賃払い続けている感じです。年内にはオープンできると思います。
聞き手:シーシャ屋としてこだわりポイントはありますか?
ふじ:もう全部にこだわっていますね。1つも妥協をしていないです。普通だと内装って数百万くらいですが、2千万円以上かけて、すごい内装を作っていますね。ハンモックがあったりして、海外みたいなリラックスできる空間に仕上がっています。入り口には、秘密基地みたいな仕掛けもありますよ。 シーシャのプロも店長にして、妥協することなく1つ1つ丁寧にやっています。
聞き手:シーシャ屋の差別化の戦略はどういう点にありますか?
ふじ:普通シーシャは広告が打てない分野なのですが、自分たちは自分たちのチャンネルでマーケティングが可能なんです。 そのため、普通のシーシャだと、投資をしても集客がそこまでできないため回収が不可能ですが、僕たちは自分たちのチャンネルからの集客が可能なため、設備投資をすることが可能になります。 その結果、他では体験することができないようなシーシャ空間を提供することができるんです。
ふじの知られざる幼少時代。
聞き手:ふじさんは、幼少の頃はどんな子供でしたか?やはり昔からかなりモテてきました?
ふじ:あまり自分では言いたくないですけど、バレンタインデーはすごく多かったです。田舎の学校だったんですが20個近くもらってましたね。
聞き手:小学生の閉じられた世界で、すごいですね。
ふじ:でも、小・中学生は割と問題児でした。
聞き手:どんな小学生だったんですか?
ふじ:小学生は、「いたずら大好き」みたいな少年でした。先生に攻撃して怒られたりしていました。 結構荒れていて、悪いのが偉いと思っていました。
聞き手:何か影響があったのですか?
ふじ:山口県で田舎の中学なので、本当に悪いのが偉いという感じでした。ヤンキーとかたくさんいましたね。
聞き手:かっこいい先輩がみんなヤンキーだから、そっちの方がいいと思っていたのですね。 聞き手:高校生になって悪さをやめたのですか?
ふじ:そうですね。高校で進学校に入ったので。 勉強はあまり好きではないのですが、好きじゃないからこそこう、早めにこなしていました。短時間でどれだけ成果あげられるかをやっていましたね。
聞き手:高校時代はどのように過ごされましたか?
ふじ:高校ではすごく浮いていましたね。同級生からも浮いていたと言われます。でも、めちゃめちゃ楽しかったです。
聞き手:高校生で一番打ち込んだものはありますか?
ふじ:ないですね。私は、基本的にずっと努力することができない人間です笑。なので、起業してくじけた時も、自分が嫌なことは頑張れないと思いました。当時は、頑張れると思って、いろいろな仕事を受けていたんですけど、気が乗らなくてクライアントとの打ち合わせもすっぽかしたりしてしまいまして。
えびすじゃっぷが目指す未来
聞き手:それは本当に好きなことと嫌いなことがはっきりしているのですね。「もうダメだ」と思うと全然モチベーションが維持できないと。
ふじ:そうですね。僕はもっと、ダイレクトな幸福を届けたいのですよね。YouTubeは、シンプルに「楽しい、面白い」って思わせたいですし、感動させたい、というところで自分に向いていると思います。 シーシャも「あー気持ちいい」となって欲しいです。 ちなみに次にやりたいと思っていることは、肉のD2Cです。これも、ダイレクトに「美味い!」という幸せを届けたいです。シンプルにやりたいですね。
聞き手:何をしている時が一番楽しいですか?
ふじ:新しいことをしているときですね。例えば、シーシャをやると決めて動き出した時や分からないことを調べている時とかが一番楽しいですね。1歩1歩進んでいるなという感じがします。 あといずれ無人島の開発とかもしてみたいです。
聞き手:では、無人島に視察に行った時はとても楽しいでしょうね。
ふじ:楽しいですね。
聞き手:いつまでに無人島を作りたいですか?
ふじ:いつまでにというより、お金が出来次第すぐですね。
聞き手:では、なるべく早く、迅速に、ですね。既に構想はあるのですか?
ふじ:目標は、ネッカー島ですね。ネッカー島は、綺麗な海とホテルがあるだけで他には何もないようなところで。
聞き手:何もないのですね。何人くらい泊まれる場所があるのですか?
ふじ:30人くらいです。そこで世界中のセレブが泊まったり結婚式をあげたりするような場所にしたいです。 私たちがYouTuberとして1つ上に行くためには、セレブ層に向けて事業のメニューを作らないといけないなと思っています。
聞き手:とても戦略的に考えてる部分もあるのですね。
ふじ:そうですね。やりたいこと、かつYouTubeのプラスなことというイメージで事業を考えています。
聞き手:ではやはり事業という軸を組み合わせられるからこそ、普通のYouTuberではできないような大掛かりなことを仕込むことができ、そこが差別化になっていくのでしょうか?
ふじ:もちろんです。1再生あたりの単価は、自分ではコントロールできず、オークションで決まっています。当然、景気が悪い時は低くなりますよ。 YouTubeでは、広告単価を下げると言われても文句が言えなので、そこに依存していたらよくないと思うのです。 なので自分で事業を作り、この服やシーシャや、出口を多く用意しておくことで、広告が0になっても成り立つ状況にしたいと思っています。 そうすると、同じ登録者帯のライバルたちは動画で回収できる範囲でしか企画費をかけていけないのですが、私たちはコンテンツのクオリティに対して投資することができます。
聞き手:こうした事業の作り方をどのように学んだのですか?
ふじ:私は、事前に勉強をするタイプではないので、とりあえずやりたいことをやっている感じです。 でも、私はそれでいいと思っているんですよ。私が提供したいのはダイレクトな幸福です。YouTubeもひたすらファンが喜んでくれることをやるということだけを意識して行っています。
聞き手:尊敬する経営者はいますか?
ふじ:高校生の時に、ホリエモンの本を読んでいまして。そこで連続起業家という生き方がなんか良いなって思いました。
聞き手:一つのロールモデルですよね。
ふじ:憧れとしてもっているのは、イーロン・マスクです。 なぜかというと、私と違ってすごく努力できる人だし、今地球で一番、示唆に富んだ視点をしているのが彼なんですよね。それが、すごくカッコいいなと思います。
聞き手;100年くらい先を見ていますよね。 ふじさんの今後の目標はありますか?
ふじ:もっと派手な人生にしたいです。例えば、無人島をまるごと買って、リゾートを作り、パーティーするのは派手ですよね。そういった1個1個、何で起業するかでも見せていきたいですし、振り返って「いい人生だったな」と言えるようにしたいです。
聞き手:YouTubeの部分で、今後どうしていきたいか教えてください。
ふじ:YouTubeの部分では、YouTubeを軸にいろんなビジネスを展開していこうと考えています。そして、こういうビジネスの部分をYouTubeのコンテンツに逆輸入したいです。 実際、僕たちの動画を見ている人も、結構人生に迷っている状況が多いです。 同世代の会社員や起業したいけど1歩踏み出せない人が「起業ってそんな難しいことしなくてもシンプルにおもてなしの精神だけあれば、どうにかなるんだよ」と発信したいんですよね。 僕も、事業計画書とかよく分からないですし、飲食店もやったことないですし、シーシャも動画観ながら手探りで作っていっています。 別に困難でもやろうとおもったら、できるんだよというメッセージを発信したいです。 元々1個「こういうことを成し遂げたい、俺の人生ってこれだ」っていう目標が全然なくて……。 「あーこうやってみたいな。これやってみたいな」というのが出てきてはすぐ飽きるタイプの人間なので、多分向いているのは連続起業家だと思っています。
聞き手:ふじさんにとってYouTubeとはどういうものですか?
ふじ:YouTubeとは「自分の人生のアルバムというか、その軌跡を残していくものだ」と思っています。リアルを発信し、人に熱を伝えるものですね。
聞き手:最後に読者に向けて今後のEvisJapのどこを楽しみにしてほしいかメッセージをお願いします。
ふじ:そうですね、コンテンツそのものを楽しんでいられるのが、大部分の人だと思うのですが「なんでこのコンテンツを出したか」「最近ちょっとかわってきたな」といった裏側の意図を楽しんで欲しいですね。
聞き手:意図というのは「意図を考えながら見て欲しい」という意味でしょうか。それとも「意図の部分とかも自分たちで発信していくぞ」とうことでしょうか?
ふじ:考えながら見て欲しいと思っています。自分は、演者でもありプロデューサーでもあります。演者がいちいち「どういう意図でやっているんだよ」と言うと、興醒めするじゃないですか。 なので言えない。しかし、自分はそのリアルな人生を発信したいので、定期的にまとめて「こういう方針でやってる」「これはこうしていく」という話はします。 その話をわかって見てくれている人も結構いるんですよね。「お持ち帰り企画」は「お持ち帰りがしたい」からやっているわけではなく、「付き合っていない人とはそういうことをしてはいけない」という常識を壊したい、そういうことに悩んでいる中の硬いタネを壊したいという意図でやっています。 そういうとこを見て欲しいですね。できればそれを自分の人生に反映して欲しいですね。 会社から出るのが怖いが、実は起業したいという脱サラできない人は多いですよね。 私たちの仲間は2人が会社員を辞めて頑張っているので、うまくこの楽しそうな生活を配信することで、背中を押されて1歩踏み出せましたというDMがくるとすごく嬉しいですね。
聞き手:最後に、1番自分にとってキーメッセージはありますか?
ふじ:ワクワクすることを大事にして生きよう、ということだけですね。
聞き手:その後に、結果としてはなんとかなるよって事なんですね。今日はお話ありがとうございました。
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