コンペ300戦無敗のトップエンジニアが教える 理系の仕事術
井下田久幸
あとがきのあとがき。 本書では、「伝説のエンジニア」と呼ばれ、理系の中でもトップ・オブ・トップである著者に、その仕事術を余すところなく公開してもらいます。著者は、東証一部上場のIT企業で執行役員兼技術責任者を務め、自ら設立した先進技術研究所の初代所長に就任。未来予測を専門としてきた人です。かつてITベンチャーの営業支援SEをしていた時代には、顧客と技術者の「溝」を埋めながら、ソフトウェアのコンペで300戦無敗という圧倒的な実績を上げてきました。本書では、著者が見つけた「勝利の方程式」というべき根源的な法則をまとめてみました。日本IBMを皮切りに、規模の異なるIT企業4社で成功を収めてきただけに、事例も豊富で説得力も抜群です。文系の読者にも理解できるよう、イラストや図表がたくさん入った、気軽に読める1冊です。 【内容を一部紹介】 ●理系のプレゼンは「クイズ」と「動画」をつかみに使う ●理系の資料作成は「比較結果」よりも「選定基準」を示す ●理系のデータ分析はズームインとズームアウトを駆使する ●理系は否定語を使わずにスマートに断る ●理系は嫌いな人を因数分解して「無生物化」する ●理系は目標設定に余計な時間をかけない ●理系は代案を複数用意して重層的に準備する 井下田久幸
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著者 井下田久幸
肩書 ドルフィア株式会社
略歴 ドルフィア株式会社代表取締役。1961年生まれ。青山学院大学理工学部卒業後、日本IBMに入社。出世コースをばく進するが、38歳のとき社員数16人のITベンチャーに志願し転職。程なく倒産の危機に遭遇し、マーケティング部長を担う傍ら、営業支援SEとして現場に入る。以来、足かけ4年にわたり、マイクロソフトなど名だたる競合を相手に、コンペで300戦無敗という結果を残す。その実績を買われ社員数200人の中堅IT企業に社長候補としてヘッドハンティングされたが、その企業が日本IBMに買収される憂き目に。そこで、社員数2700人の東証一企業JBCCに移籍し、執行役員兼ソフトウェア開発責任者に就任。数年後、先進技術研究所を設立し、初代所長となった。日本IBM在職中から経営者向けのセミナーに登壇。巧みな話術で参加者からソフトウェア導入依頼が殺到。登壇回数は2000回を超える。一方で、挫折した息子を勇気づけるために、と研究所所長時代に始めたFacebook投稿が人気を博し、友達申請は毎日200件以上、累計20万人を超えている。Facebook投稿がきっかけとなり、朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演を果たした。